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クスリの正しい使い方、知っていますか?

クスリの使い方

通常、薬局や病院、診療所などでクスリを購入します。病院や診療所、または院外処方箋を扱っている薬局で渡されたクスリは、クスリが入っている袋(やくたい薬袋と言います)にクスリの飲み方や使用方法が書いてあります。また、詳しいクスリの飲み方についての説明書を一緒に入れてくれる場合もあります。これらの説明文は必ずよく読んでください。


薬袋


説明書

* 薬局では薬剤師が、どのクスリが何に効くのかくわしく説明してくれます。

また、薬局で市販のクスリを買った場合には必ず「添付文書」が入っています。その中にも必ずクスリの飲み方、即ち、「用法」「用量」が記載されています。わからない点は薬剤師に相談しましょう。


裏

クスリを飲む前の注意

クスリはいつ飲むのでしょうか?

表示飲み方クスリの例
食前 食事をとる30分くらい前に飲む 糖尿病の薬,胃腸薬など
食間 食事をとってから2時間くらい後に飲む 漢方薬など
食後 食事をとってから30分くらい後に飲む 糖尿病の薬,胃腸薬など
一定時間間隔 指示された時間(6時間とか8時間)ごとに飲む 喘息の薬,不整脈の薬など
就寝前 寝る前に飲む 睡眠薬など
頓服 高熱や痛みなどでつらい時だけ飲む 解熱鎮痛薬,下剤など

クスリはどれだけ飲むのでしょう?

クスリの量はクスリの種類によって,子供か大人かによっても違います。飲む時は薬袋または添付文書をよく読んで,どれだけ飲むかを確認してください。

一番いけないのは,うっかり飲み忘れたからといって,2回分飲んでしまうことです。これだけはやめてくださいね

妊婦はクスリを飲んでも良いのでしょうか?

妊娠中または妊娠を希望しているのでしたら、日頃からクスリは出来るだけ使わないようにしましょう。妊娠して2〜3ヶ月、妊娠中期、及び授乳期に服用すると良くないクスリはそれぞれ下記のようなものがあります。

しかし、絶対使うなというのではありません。妊娠とクスリの影響について医師、薬剤師によく相談することです。自己判断でクスリを飲まないように注意しましょう。

妊娠して2〜3ヶ月に服用すると催奇形性があるクスリ
抗がん剤、てんかんの薬、ホルモン剤、ビタミンA剤、痛風の薬、抗生物質、鎮痛薬、糖尿病の薬、精神科の薬、心筋梗塞の薬など
妊娠中期に服用すると胎児に危険性があるクスリ
鎮痛・消炎剤、不眠症の薬、副腎皮質ステロイド剤
てんかんの薬、糖尿病の薬、抗生物質、結核の薬、利尿剤、心筋梗塞の薬、甲状腺の薬、漢方薬の一部など
授乳期に服用すると赤ちゃんに影響があるクスリ
便秘薬、経口避妊薬、不眠症の薬、甲状腺の薬、てんかんの薬、鎮痛薬、精神科の薬、アレルギーの薬、リウマチの薬、喘息の薬、利尿剤、ビタミンD剤、高血圧・不整脈の薬など

よくある誤飲

クスリをシートから出さずに飲んでしまう

クスリを包んでいるシート(PTPシート)からクスリを出さずに飲んでしまうという事例が少なくありません。

クスリのシート自身は飲んでも毒性はなく,胃や腸では消化されずにそのまま便と一緒に排出されます。しかし,シートの鋭い角で,食道やその他の粘膜を傷つけてしまう危険性がありますので,必ず下の図のようにクスリをシートから押し出して飲んでくださいね。


PTPシートに包まれているクスリ


上図は多くのPTPシートの裏にも印刷されています

錠剤をすりつぶして飲んだり、カプセル剤の中身を出して飲んでしまう

クスリは胃で徐々に溶けるようにしたり、胃で溶けずに腸で溶けるようにと、その安定性や目的に応じてコーティング錠にしたり、カプセル剤にしたりします。錠剤をすりつぶして飲んだり、カプセル剤の中身を出して飲んでしまうと、血中濃度が急に上昇したり、本来腸で溶けるものが胃で溶けてしまって効かないということが起こり、危険です。錠剤やカプセル剤のようなクスリが飲めない子供に飲ませる場合は、医師または薬剤師に相談してください。

坐剤を飲んでしまう

最近の製剤の技術進歩で、解熱剤や抗生物質などの坐剤も増えてきました。しかし、坐剤は決して飲み薬ではありませんので注意しましょう。まず、包装から出して、先のとがっている方からお尻に挿入してください。

半量の指示があった場合は、清潔なカッターナイフで斜めに切って使ってください。切った先端は少しやわらかくしてから、お尻に挿入してください。

坐剤は暖かい部屋で保管すると溶ける心配があるので、冷蔵庫で保管するものもありますが、坐剤の種類によっては保管の温度が違うので、詳しい保管方法については、薬剤師にお聞きください。

- 参考書籍 -

わかりやすい薬の知識(新日本法規)

クスリの飲み合わせ

昔から言われていることですが、食事をする時に「食べ合わせ」があるように、薬を服用する時にも「飲み合わせ」があります。ここでは、ごくごく基本的な「飲み合わせ」について紹介します。

高血圧の薬とグレープフルーツ(ジュースも含む)

一部の高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)では、グレープフルーツ(ジュースも含む)と一緒に服用すると薬が分解されにくくなって、血液中の薬の濃度が高くなってしまいます。その結果、ふらつきや頭痛のような副作用が出たり、薬が効きすぎたりすることがありますので、グレープフルーツを食べないようにしてください。オレンジやレモンは食べても大丈夫です。

かんきつ類でも食べて良いものといけないものがあるので、詳しいことは医師、薬剤師にご相談ください。

抗生物質と牛乳

抗生物質(テトラサイクリン系)や抗菌薬(ニューキノロン系)と一緒に牛乳を飲むと、牛乳のカルシウムや鉄と反応して吸収されなくなり、効き目が悪くなります。薬を飲むときは水で飲みましょう。

ワルファリンと納豆

ワルファリンは、ビタミンK(血液凝固因子を活性化)の働きを抑えることで、血液を固まりにくくし,血栓ができるのを防ぎます。納豆に含まれる納豆菌は腸の中でビタミンKを作るので、納豆を食べるとワルファリンの効果が弱められてしまいます。ワルファリン服用中は納豆を食べないようにして下さい。納豆のほかにも、青汁やほうれん草などにもビタミンKが多く含まれているので、多量の摂取に注意しましょう。

鼻炎の薬とチーズ、ワイン、たらこなど

よく鼻炎の薬に含まれている(フェニルプロパノールアミン)は交感神経に作用し、血管を収縮させる薬です。チーズ、ワイン、たらこなどに含まれるチラミンも同様に交感神経を興奮させる作用がありますので、これらの食品を摂取するとフェニルプロパノールアミンの作用が増強され、血圧が上昇し、脳梗塞、顔面高潮などの危険があります。また、抗うつ薬(MAO阻害薬)服用中にチラミンの多いチーズ、ワインなどを食べると、チラミンの分解が妨げられてチラミンの作用が増強し、血圧が上昇して危険です。

サプリメントと抗てんかん薬、強心薬、免疫抑制薬、経口避妊薬、抗HIV薬など

健康のことを考えて飲んでいるサプリメントも、医薬品との併用に注意が必要なものがあります。セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)が含まれているサプリメントには十分に注意しましょう。

このように、薬と食品によっては、「飲み合わせ」があります。薬の服用にあたっては、医師や薬剤師の指導に従ってください。

リンク

薬の飲み方についての詳しい情報は

クスリについての相談は日本薬剤師会
消費者電話相談窓口  TEL 03-3353-2251

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横浜市衛生研究所 検査研究課 - 2008年4月1日作成
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