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インフルエンザウイルスのウイルス株の命名法について

インフルエンザウイルスのウイルス株

 毎年、冬になるとインフルエンザの流行が起こります。その年の流行のウイルスのタイプを知るため、インフルエンザ患者の咽頭ぬぐい液などからウイルスの分離が行われることがあります。この分離されたウイルス株について命名するときには、原則があります。この原則を知っていると、命名されたウイルス株の呼称から、そのウイルスの情報を少し得ることもできます。

インフルエンザウイルスのウイルス株の命名法株

 インフルエンザウイルスのウイルス株の名前は、六つの部分から成っています。下の表に例を示します。

  1 2 3 4 5 6 備考
例1 A/ Chicken/ Hong Kong/ 258/ 97 (H5N1) ニワトリ
例2 A/ Duck/ Memphis/ 546/ 74 (H11N9) アヒル
例3 A/ Equine/ Miami/ 1/ 63 (H3N8) ウマ
例4 A/ Goose/ Leipzig/ 187-7/ 79 (H7N7) ガチョウ
例5 A/ Gull/ Maryland/ 704/ 77 (H13N6) カモメ
例6 A/ Shearwater/ Australia/ 1/ 72 (H6N5) ミズナギドリ
例7 A/ Swine/ Iowa/ 15/ 30 (H1N1) ブタ
例8 A/ Turkey/ Ireland/ 1378/ 85 (H5N8) シチメンチョウ
例9 A/   New Caledonia/ 20/ 99 (H1N1) ヒト
例10 A/    Panama/ 2007/ 99 (H3N2) ヒト
例11 A/    Moscow/ 10/ 99 (H3N2) ヒト
例12 A/    Fujian/ 411/ 2002 (H3N2) ヒト
例13 B/    Shandong/ 7/ 97   ヒト
例14 B/    Hong Kong/ 330/ 2001   ヒト
例15 B/    Hong Kong/ 1434/ 2002   ヒト
例16 A/   Yokohama/ 22/ 2002 (H1N2) ヒト
例17 A/ Mallard/ Astrakhan/ 263/ 82 (H14N5) マガモ
例18 A/ Seal/ Massachusetts/ 1/ 80 (H7N7) アザラシ
例19 A/ Chicken/ Yamaguchi/ 7/ 2004 (H5N1) ニワトリ
備考 A,B,Cの型 ウイルスが分離された動物。但し、ヒトは記載しない。 ウイルスが分離された地域。 ウイルス株の番号。 ウイルスが分離された年。 H:hemagglutinin及びN:neuraminidaseの型。  

 上の表で、六つの部分のそれぞれの意味するものは、表の一番下の備考欄に示しました。参考にしてください。

 例19は、2004年に山口県で発生した高病原性鳥インフルエンザにおいてニワトリから分離されたA(H5N1)型のウイルス株です。

参考文献

  1. Taisuke Hiromoto and Yoshihiro Kawaoka. ; Pandemic Threat Posed by Avian Influenza A Viruses. ; Clinical Microbiology Reviews, Vol. 14, No. 1, Jan. 2001, p. 129-149.

2004年2月26日初掲載
2004年3月12日増補

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横浜市衛生研究所 感染症・疫学情報課 - 2008年4月1日作成
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