横浜市トップページ > 健康福祉局 > 横浜市衛生研究所 > 横浜市感染症情報センター > 疾患別情報 > 口てい疫(口蹄疫)について
2001年、英国で、口てい疫(口蹄疫)という病気の流行がおこりました。この流行を沈静化するため、英国では400万頭以上の家畜が処分されました。2001年の一年間で英国で殺処分された家畜は、羊3484940頭、牛581802頭、豚146145頭、ヤギ2577頭、その他932頭で、総数4216396頭でした。殺処分された家畜の月別の頭数の推移は下のグラフのとおりです。2002年1月15日、英国政府は、英国での口てい疫が事実上終息したと発表しました。さらに、2002年1月22日、国際獣疫事務局(OIE)は、英国での口蹄疫の流行が終結したことを確認しました。全世界で、ときどき、口てい疫(口蹄疫)という病気の発生・流行は見られています。日本でも発生が見られることがあります。なお、ニュージーランド・アイスランド・マダガスカルについては流行がおこったことがありません。近年、流行が起こっていない地域としては、オーストラリアや北アメリカがあります。アメリカ合衆国での口蹄疫の最後の発生は1929年のことでした。
2001年の英国での口てい疫(口蹄疫)の発生が気付かれたのは、2001年2月19日にイングランド南東部のエセックスの公設屠場で雌豚の異常が見つかり、2001年2月20日に検査で口てい疫(口蹄疫)と判明したときでした。最初に判明した雌豚は、公設屠場に到着してから感染したと考えられました。感染源調査により、発生源はイングランド北東部のNorthumberlandの農場とされました。その農場では3週間以上前から口てい疫(口蹄疫)が発生していたと考えられましたが通報されていませんでした。その間に、隣接の羊の農場へと口てい疫(口蹄疫)は広がっていました。飛散した口蹄疫ウイルスが空中を運ばれた可能性もあります。羊については口てい疫(口蹄疫)の症状がはっきりしないこともあるため、口てい疫(口蹄疫)に感染している羊の家畜市場等への移動もあり、2001年2月20日までには少なくとも57施設に口てい疫(口蹄疫)は広がっていました。最終的にはグレート・ブリテンの2026農場と北アイルランドの4農場で口てい疫(口蹄疫)の感染が起こり、家畜の殺処分が行われました。加えて、口てい疫(口蹄疫)に暴露したと考えられた8000施設でも家畜の殺処分が行われました。2001年9月30日以降は英国での口てい疫(口蹄疫)の発生は起こらなくなりました。国際獣疫事務局(OIE)が英国を「ワクチンなしで口蹄疫が存在しない国」としたのは、2002年1月22日のことでした。
口てい疫(口蹄疫)という病気は、ひづめの割れた動物たち(ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカなど)の病気で、ウイルスによって起こされる感染症です。口てい疫(口蹄疫)という病気は、たいへん感染しやすく、感染した動物による肉やミルクの生産を止めてしまい、肉やミルクを扱う産業に大きな経済的打撃を与えます。
口てい疫(口蹄疫)という病気は、人間の感染症ではありません。人間が感染することがあっても、きわめてまれであるとされています。英国のPublic Health Laboratory Service ( PHLS) によれば、英国では、2001年5月3日現在、人間が口てい疫(口蹄疫)という病気に感染したのが検査で確認された一番最近の例は、1967年の症例であるとのことです。2001年の英国での口てい疫(口蹄疫)の流行時に「英国で人間が口てい疫(口蹄疫)に感染した」と報道された21例について血液を英国のPublic Health Laboratory Service (PHLS)がPCR法で調べたところ口てい疫(口蹄疫)のウイルスは検出されなかったとのことです。そのうちの3例からは、人間のエンテロウイルスが検出されたとのことです。ただし、人間は自分の体や所持品・衣類・靴などに口てい疫(口蹄疫)のウイルスを付けてウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカのところに運んでしまう可能性があります。そのため、口てい疫(口蹄疫)の流行地では、人間にも行動制限があります。
鳥や馬は、口てい疫(口蹄疫)に感染しません。家畜の中でも、口てい疫(口蹄疫)に感染する可能性のあるものと口てい疫(口蹄疫)に感染する可能性のないものがあるのです。
犬やネコも口てい疫(口蹄疫)に感染しません。ただ、犬やネコは自分の体に口てい疫(口蹄疫)のウイルスを付けてウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカのところに運んでしまう可能性があります。そのため、口てい疫(口蹄疫)の流行地では、犬やネコも行動制限があります。
英国で口てい疫(口蹄疫)が発生した場合の対処法は以下の通りです。まず、24時間以内に、口てい疫(口蹄疫)が発生した農場の口てい疫(口蹄疫)に感染する恐れがある動物をすべて処分します。次いで、48時間以内に、その隣の農場でも口てい疫(口蹄疫)に感染する恐れがある動物をすべて処分します。動物の死骸については、決められた方法で焼却・埋める等されます。
2007年にも、英国で、口てい疫(口蹄疫)の発生がおこりました。口てい疫(口蹄疫)の発生が最初に確認されたのは、2007年8月3日のことで、最後の感染が確認されたのは2007年9月30日のことでした。イングランド南部のSurrey郡(7農場)・Berkshire郡(1農場)の8農場の牛と羊とで発生しました。検出された口蹄疫ウイルスは、Type O1 BFS (British Field Strain) 1860 (FMD O1 BFS 1860/67UK)という株で、1967年の英国での口てい疫(口蹄疫)の発生時に分離されたものですが、最近では世界中で分離されず、研究室の試験管内にしか存在しないと考えられているものでした。英国内では、いずれもSurrey郡のPirbrightにある口蹄疫ウイルスの研究施設(Institute for Animal Health [IAH])と口蹄疫ワクチン製造会社(Merial Animal Health Limited)との二か所にしか存在しません(次に近いのはベルギーの施設です)。二か所の施設のいずれかから由来する口蹄疫ウイルスによる口てい疫(口蹄疫)の発生と考えられました。二か所の施設とも口蹄疫ウイルスに関する作業は取りやめて、外部からの勧告を受け、取扱法や施設の見直し・改善を行った上で作業を再開しました。
2010年4月20日(火)、日本の農林水産省から国際獣疫事務局(OIE)に、日本での口てい疫(口蹄疫)の発生についての第一報が届けられました。日本においては、2000年の発生以来の発生です。宮崎県児湯郡都農町(こゆぐんつのちょう)の牛16頭の農場[繁殖牛農家(繁殖牛9頭,育成牛3頭,仔牛4頭)]で一頭の牛が2010年4月7日に発病しました。2010年4月9日(金)に開業獣医師が当該農場の異常な牛について宮崎家畜保健衛生所に通報しました。通報を受けた宮崎家畜保健衛生所の家畜防疫員(獣医師)が同日、当該農場を訪れ、一頭の牛が発熱・食欲減退を起こし過度な唾液を流し、口腔内にびらんがあるのを確認しました。一方、当該農場の他の牛には症状が見られなかったことから、その時点では感染力が強いといわれている口蹄疫とは考えにくかったため、経過観察としました。ところが、2010年4月16日(金)夕方に当該農場の他の牛が発病したとの連絡があり、2010年4月17日(土)に再度の立入検査を実施し、別の2頭に同様の症状があることを確認しました。イバラキ病等の同様な症状を起こす口てい疫(口蹄疫)以外の感染症の検査をおこないました。2010年4月19日(月)午前にはその検査結果が陰性と判明したことから、口てい疫(口蹄疫)の検査のために2010年4月19日(月)20時00分に独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所海外病部(東京都小平市)に検体を送付しました。2010年4月20日(火)未明、動物衛生研究所で口てい疫(口蹄疫)に関する PCR検査(遺伝子検査)を行ったところ、陽性が確認されました。2010年4月23日には、動物衛生研究所における抗原検出検査(ELISA検査)の結果、口蹄疫(O型)の患畜と確定しました。当該農場については、疑似患畜と確認された2010年4月20日以降、当該農場での防疫措置(飼養牛全頭の殺処分、畜舎の消毒、汚染物品の焼埋却等)、および、移動制限区域(当該農場から半径10km以内の区域)・搬出制限区域(当該農場から半径20km以内の区域)の設定等の防疫措置が講じられました。
その後も宮崎県内で牛・豚・水牛・山羊(ヤギ)での口てい疫(口蹄疫)の発生の報告が続きました。詳しくは、
農林水産省ホームページ「口蹄疫に関する情報」、
動物衛生研究所ホームページ「口蹄疫 - Foot-and-mouth disease(FMD)」、
宮崎県ホームページ「口蹄疫に関する情報提供について」
等をご参照ください。
また、2010年3月26日に発病した水牛から別の検査目的で2010年3月31日に採取して保管してあった検体について口蹄疫ウイルスが2010年4月23日のPCR検査(遺伝子検査)で検出されたため、2010年の宮崎県の口蹄疫の発生の始まりは、第一報の農場での始まりの2010年4月7日から2010年3月26日に早められました。2010年3月26日に発病した水牛の農場は宮崎県児湯郡都農町(こゆぐんつのちょう)大字水洗に所在する水牛・豚飼養農家(水牛42頭、豚2頭)です。直線距離にして第一報の農場から北西約600mに位置します。
なお、2000年(平成12年)の日本における口てい疫(口蹄疫)の発生は、日本における92年ぶりの発生でした(明治41年[1908年]の 東京、神奈川、兵庫、新潟での522頭の発生以来)。宮崎県の3農場(3-4月)と北海道の1農場(5月)の牛で発生し、口蹄疫ウイルスの血清型はO型(O/JPN/2000)でした。
1997年には、台湾で、68年間発生していなかった口てい疫(口蹄疫)の流行が起きました。台湾国内の総豚頭数の約38%にあたる400万頭以上の豚が殺処分されました。約60億米ドル相当の損失となりました。このとき台湾で流行を起こした口蹄疫ウイルス(O/Taw/97)は、豚に感染するが、牛には感染しないという特徴がありました。牛で発病が見られず、豚の発病ばかり見られたため、Swine Vesicular Disease(SVD) という豚の病気と誤られてしまい、口てい疫(口蹄疫)の発生に気付くのが遅れたのが、大きな流行となった原因の一つだと考えられています。
口てい疫(口蹄疫)は、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカなどに見られるたいへん感染しやすい病気です。症状・徴候の見られる数日前から、他の動物を感染させる可能性があります。症状・徴候は目立たないことがあり、とくにヒツジ、ヤギでは目立ちません。
ウシでは、発熱、ふるえ、脚の痛み・腫れ・水ぶくれ(水疱)、よだれなどが見られます。体重が減り、ミルクの出も悪くなります。幼少のウシでは、心筋炎による死亡が見られることがあります。
ヒツジでは、突然、脚が不自由になり、横になっていることが多くなり、立ち上がろうとしません。立ち上がるように強いられると、後ろ脚を前に投げ出しうずくまったような姿勢になり、動こうとしません。ひづめ・つのに添った皮膚、口の中等に水ぶくれ(水疱)ができることもあります。ミルクの出も悪くなります。幼少のヒツジでは、症状が見られぬままの突然の死亡も見られます。
ブタでは、突然、脚が不自由になり、横になっていることを好みます。動くように強いられると、キイキイと大声を出し、痛そうに脚を引いて歩きます。ひづめに添った皮膚、鼻や舌などに水ぶくれ(水疱)ができます。幼少のブタの致死率は高いです。Swine Vesicular Disease(SVD) という病気でも同様の症状が出るので注意が必要です。
病原体である口蹄疫ウイルス(FMD virus : FMDV)が体内に入ってから症状が出現するまでの期間(潜伏期間)は、牛では、2-14日です。豚では、通常2日あるいはそれ以上ですが、18-24時間と短いこともあります。羊では、通常3-8日ですが、最短で24時間から最長で12日までありえます。大きな流行が起こっているときには、暴露するウイルスの量も多いため、潜伏期間も短くなりやすいです。
口てい疫(口蹄疫)の感染経路は、主に三つあります。次の三つです。
1. 動物から動物へと、直接に。直接の動物間の接触や、離れていても咳によって生じた飛沫を吸い込んだりした場合。
2. 感染した動物に接触した人間が、病原体である口蹄疫ウイルス(FMD virus)を運んでしまう場合。
3. 病原体である口蹄疫ウイルス(FMD virus)を含んでいる、感染した動物の糞・尿・唾液によって汚染された物との接触による場合。車や犬や動物の身の回りの器具などが含まれます。
なお、口蹄疫ウイルスが空中を遠距離飛散して感染が広がった可能性がある例も知られています。Brittany(フランス北西部)からJersey(イギリス海峡の島)まで約48km、JerseyからWight島(英国南岸の島)まで約113km飛散して感染が広がった可能性がある例が指摘されています。低温多湿で霧深く紫外線が弱い欧州北部のような条件下で起こりやすいと考えられています。
口てい疫(口蹄疫)から回復して、あるいは口蹄疫ワクチン接種済みで口蹄疫ウイルスに暴露しても発病しないで、生きている口蹄疫ウイルスが感染後28日以上経過しても咽頭部から分離できる場合に、その動物を口蹄疫ウイルスのキャリア(carrier)と呼びます。家畜の牛が口蹄疫ウイルスのキャリアを持続する期間は通常6ヶ月を超えませんが、3年半に及ぶこともあります。家畜の水牛、羊、山羊が口蹄疫ウイルスのキャリアを持続する期間は通常数ヶ月を超えません。羊は9か月まで、山羊は4か月まで口蹄疫ウイルスを保持続けることがあるとされます。鹿は、11週まで口蹄疫ウイルスを保持続けることがあるとされます。アフリカ水牛は、5年間にわたり口蹄疫ウイルスのキャリアを持続することがあります。口蹄疫ウイルスのキャリアの咽頭部から排出されるウイルスは断続的で少量です。このため、口蹄疫ウイルスのキャリアは、まれに濃厚な接触で感受性のある動物を感染させることがありえます。
口蹄疫ウイルスに感染した集団において、口蹄疫ウイルスのキャリアの割合は、野生のアフリカ水牛では、50-70%に達することがあります。牛や羊では15-50%に達することがあります。豚においては、感染後3-4週間で口蹄疫ウイルスが排除されて、豚は口蹄疫ウイルスのキャリアにならないとする研究が多いです。
口てい疫(口蹄疫)は、英語では foot and mouth disease ( FMD ) と言います。英語で、 hand , foot and mouth disease(HFMD)と言う似た名前の病気がありますが、これは人間の感染症で手足口病です。英語で名前は似ていても、口てい疫(口蹄疫)と手足口病は、違うウイルスによる違う感染症です。口てい疫(口蹄疫)は、ピコルナウイルス科(family Picornaviridae) のアフトウイルス属(genus Aphthovirus)に属する口蹄疫ウイルス(FMD virus : FMDV)が病原体ですが、手足口病は、ある種のエンテロウイルス(特にコクサッキーAウイルス)が病原体です。なお、ピコルナウイルス科アフトウイルス属には、他に馬鼻炎Aウイルス(equine rhinitis A virus)が属しています。また、アフトウイルス(Aphthovirus)の名については、ギリシア語のアフタ(aphtha:口の中の水疱)に由来します。
口てい疫(口蹄疫)は、スペイン語ではFiebre Aftosa 、フランス語ではFievre Aphteuse と言います。直訳するといずれも「アフタ(を伴った)熱(英語では aphtha + fever に相当)」です。また、口てい疫(口蹄疫)は、ドイツ語ではMaul-und-Klauenseuche(MKS; Maul=口 ,und=及び ,Klauen=蹄[ひずめ] ,Seuche=疫病) と言います。日本語の「口てい疫(口蹄疫)」は、ドイツ語のMaul-und-Klauenseuche(MKS)を翻訳しての造語のように思われます。なお、アフタは、口の中にできる痛みを伴う小さな潰瘍です。
口蹄疫ウイルスには、七種類の血清型があります。O、A、C、Asia 1、SAT 1、SAT 2、SAT 3の七種類です。SAT 1、SAT 2、SAT 3はアフリカで見られます(SATは、South African Territoriesの略)。Asia 1はアジアで見られます。O、A、Cはアフリカ、アジア、南アメリカ、時としてヨーロッパで見られます。七種類の血清型ではOの検出が多いです。1922年に最初に命名された二つの型については、O型はフランスのOiseで分離されたことから、A型はドイツ(フランス語でAllemagne)で分離されたことから命名されました。
口蹄疫ウイルスは冷凍されても生きています。畜産物については、中心温度が70度以上で、30分以上の加熱で口蹄疫ウイルスは不活化されます。pH6.0未満の酸性、または、pH9.0を超えるアルカリ性で口蹄疫ウイルスは不活化されます。2%水酸化ナトリウム (苛性[かせい]ソーダ)、4%炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ) 、0.2%クエン酸、2%酢酸、3%次亜塩素酸ナトリウム等で不活化されます。第四級アンモニウム塩、フェノール(石炭酸)による消毒には特に有機物の存在下において抵抗性があります。農林水産省「農場への口蹄疫の侵入を防ぐために〜消毒薬の作り方と使い方〜」(PDF版)では、消毒薬として、農場入口(農場に入る前に全ての車両や器具等の消毒)・畜舎出入口の踏み込み槽(汚れたら直ちに交換してください)には4%炭酸ナトリウム液(別名:4%炭酸ソーダ液)等を、農場内の外部車両が停車する場所・畜舎周囲・農場外縁部での散布には消石灰(水酸化カルシウム)等を紹介しています。口蹄疫ウイルスは、干草やワラで20週間、乾いた糞で14日、尿で39日、夏の土で3日、秋の土で28日、水で50日、生存することがあります。
口蹄疫ウイルスは発病の4日前から感染動物の気道分泌物、唾液、糞尿、精液等の中に出て来ることがあります。発病から7-10日間の口蹄疫ウイルスの排出は多いです。また、口蹄疫ウイルスは感染動物の水疱の中にたくさん含まれます。水疱が破れる時期の感染力は強いです。なお、他の動物と比較して、豚の咳の飛沫にはたくさんの口蹄疫ウイルスが含まれます。豚の排出する口蹄疫ウイルスは、一日あたり一千万個から100億個と多いです。乳牛では、口蹄疫ウイルスの排出が牛乳1mlあたり500万個に達することがあります。
予防としては、人間が口てい疫(口蹄疫)をウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカなどの間で広げてしまわないことが一つの目的になります。口てい疫(口蹄疫)になる可能性のあるウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、シカなどとの接触を控えましょう。
口てい疫(口蹄疫)の流行地に行くのは、控えましょう。「立ち入り禁止」の表示に従いましょう。消毒の指示に従いましょう。
口てい疫(口蹄疫)のウイルスは、人間の鼻やのどの中に数日とどまってから出て来る可能性があります。口てい疫(口蹄疫)の流行地から帰ってから5日以上経過するまでは、動物と接触するのは止めましょう。
口てい疫(口蹄疫)には動物を対象とした不活化ワクチンがあります。ワクチン株と流行株とが適合すれば症状を抑える効果が期待できますが、ワクチン接種を受けた動物でも口てい疫(口蹄疫)に感染することがありえます。その場合には症状がほとんどなくてもウイルスを放出してほかの動物に感染を広げることがありえます。
2010年の宮崎県の口蹄疫については、2010年5月19日、宮崎県児湯郡での口蹄疫の発生に伴う移動制限区域(詳しくは宮崎県庁にご確認下さい)内で全ての偶蹄類の家畜(牛、豚、ヤギ、ヒツジ等)を対象として口蹄疫の流行を食い止めるため、ワクチン接種が行われることとなりました。ワクチン接種を受けた家畜は順次殺処分することとなっています。
この移動制限区域内の対象家畜(牛45,971頭、豚79,606頭)へのワクチン接種については、2010年5月26日までにほぼ全ての接種を完了しました。 口蹄疫ワクチンを接種した家畜の処分については、2010年6月5日よりワクチン接種家畜の殺処分を開始し、2010年6月30日午後6時55分に全てのワクチン接種家畜の殺処分・埋却が終了しました。
2001年5月17日初掲載
2002年1月28日増補
2010年5月10日増補改訂
2010年5月31日増補改訂
2010年7月12日増補改訂