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先天性風しん症候群について

どんな病気?

  妊婦が妊娠前半期に風しんウイルスに感染すると、胎芽、胎児も感染し、そのことにより出生児に起きる障害を先天性風しん症候群といいます。白内障または緑内障、心疾患、感音性難聴(3主症状)、精神運動性発達遅滞などが見られます。先天性風しん症候群の発生頻度は、妊婦が風しんに感染した時期により異なり、妊娠4週までは50%以上、5〜8週は35%、9〜12週は15%、13〜16週は8%とされています。妊娠8週までの罹患では、白内障、心疾患、難聴の2つ以上の疾病が出現し、それ以降20週までの罹患では難聴のみのものが多く、妊娠後半の罹患では、胎児に感染は起こっても、先天異常は出現しません。

  先天性風しん症候群は、1999年4月から届出疾患(感染症法の全数把握疾患)となっており、1999年には報告がなく、2000〜2004年は下の表の通りで、2005年は第24週(6/13〜19)まで報告はありません。

表:先天性風しん症候群の事例
報告年都道府県母のワクチン接種歴
2000年  (平成12年) 大阪 なし
2001年  (平成13年) 宮崎 不明
2002年  (平成14年) 岡山 不明
2003年  (平成15年) 広島 なし
2004年  (平成16年) 岡山 不明
東京 不明
岡山 あり(母子手帳に記載)
東京 なし
東京 なし
鹿児島 あり(本人の記憶)
神奈川 あり(本人の記憶)
熊本 なし
長野 不明
大分 なし

予防のためには・・・

  先天性風しん症候群に対する特異的な治療法はありませんので、個人防衛としては女性が妊娠前にワクチンによって風しんに対する免疫を獲得すること、社会防衛としては男女ともに風しんワクチンの接種率を上げることによって風しんの流行そのものを抑制し、妊婦が風しんウイルスに暴露されないようにすることが重要です。

※平成6年予防接種法の改正により、風しんワクチンの定期接種の対象が中学生女子から生後12か月〜90か月の男女に変更され、これに伴い平成15年9月まで経過措置期間が設けられました。経過措置の接種対象者である昭和54年4月2日〜昭和62年10月1日生まれの男女(平成17年7月現在17歳〜25歳)は接種率が低く、注意が必要な年齢です。

2005年7月7日初掲載

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横浜市衛生研究所 感染症・疫学情報課 - 2008年4月1日作成 - 2011年8月25日更新
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