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ウーマンポート横浜2018 女性活躍推進業界別出張セミナー

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事業について
 横浜市中小企業女性活躍推進事業は、市内の中小企業で働く女性がいきいきと活躍できる職場づくり、人づくりに取り組み、企業の競争力を高めること、それらの活動をサポートすることを目的としています。

※30年度受託事業者:株式会社ウィルパートナーズ

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事業概要 公開セミナー 業界別
出張セミナー
チャレンジ
実践講座
専門家派遣 助成金 成果報告会

業界別出張セミナー

実施報告

「建設業」向け出張セミナー

平成30年9月21日(金)、神奈川県建設会館にて「業界別出張セミナー<建設業>」を開催。北九州にて建設事業を営んでいる、有限会社ゼムケンサービス 代表取締役 籠田淳子氏による講演を実施しました。セミナーには55名が参加し、「地方都市における小規模事業者の取り組み事例紹介」「先進的な取り組みを実施している経営者の体験談、現場で働く女性技術者・技能者、事務職の話しから考える女性活躍について」お話を伺いました。

開会のご挨拶は、一般社団法人 横浜建設業協会 会長の山谷朋彦様よりいただきました。「現在、国は『建設業に入職する女性を増やすこと』『働き続けられる職場環境を整備すること』などの方向性を確認し、具体的な方法を検討・実施しています。そのような中、建設業界が直面する最大の課題は『担い手の確保・育成』であり、女性の入職を増やすことは、大変重要なテーマであると考えています。『現状打破』により、会社において良好な職場環境が作り上げられ、会社経営にもプラスの成果が生まれると考えており、皆様にもセミナーを通じて、一人一人が、この内容を理解していただき、女性の活躍が進展することを祈念している」と挨拶がありました。

「建設業」向け出張セミナーの様子1

続いて、横浜市経済局中小企業振興部長 平沼英子が挨拶を行いました。「横浜市中小企業女性活躍推進事業も5年目を迎え、女性活躍の機運が着実に高まってきており、本日のセミナーをきっかけに、建設業界における女性が働きやすい職場づくりが、なぜ企業の競争力を高める上で重要なのかを改めてお考えいただければ幸いです。本セミナーでは、現場での取り組みをより具体的にイメージしていただけるよう、女性ならではの感性や視点を活かした設計・施工と人財育成に取り組む、籠田 淳子氏にお話しいただきます。具体的な取組事例を通じて、自社ではどのような女性活躍に向けた取り組みができるかを考えていただくきっかけになれば幸いです」と挨拶がありました。

「建設業」向け出張セミナーの様子2
セミナー概要
日時: 平成30年9月21日(金) 15:00~16:30
テーマ: 「建設業を女性の一生の仕事に ~男女共創の幕開き~」
講師: 有限会社ゼムケンサービス 代表取締役 籠田 淳子 氏
司会進行: 株式会社白井組 白井 崇雄 氏
株式会社ウィルパートナーズ 天野 貴代
セミナー主旨

「建設業界における女性活躍の進め方 -テーマ:イクボス-」(平成28年) 「女性活躍を推進した多賀建設株式会社(土木工事事業者)の取り組み事例紹介」(平成29年)に続き、3年目となる今年は、有限会社ゼムケンサービス 籠田氏に、「自社の取り組み事例紹介」、全国10か所で開催された「建設産業女性活躍セミナー」において講師をされた経験から「先進的な取り組みを実施している経営者の体験談、現場で働く女性技術者・技能者等の話しから考える女性活躍について」という内容で講義いただきました。

セミナー内容

籠田社長より、建設業界の女性活躍推進における問題点やその解決方法の糸口について、「自社における先進的な取組み」、「全国の小規模事業者における問題点および取組み事例」をご紹介・講演いただきました。

有限会社ゼムケンサービスは、北九州市にて建設事業を専門に行っています。男性が多数を占める建設業界において、「女性だからできる経営」を決断。強いリーダーシップのもと、「会社経営」と「ダイバーシティ経営」、さらには「男女共創」の実践により業界内で弱みとされていた「女性」であることを「強み」へと転換させ、女性視点の強調戦略により5年で売上の倍増、粗利益を向上させ増収増益と高付加価値化を同時に実現しました。

~建設業界において女性だからできることをやっていこう~

多くの職人に囲まれて育った籠田社長は、職人の生活を守っていきたい、と大学で建築学を学びます。建設業界でぶつかった最初の壁は、娘が建設業界に入るのを猛反対していた大工の父でした。父の他界後、父経営の会社は籠田社長の兄が継ぎ、籠田氏は「女性だからできる建設業、サービスを提供していこう」と、有限会社ゼムケンサービスを立ち上げます。社名の由来は「善を生むサービス業」。「建設業はサービス業になる」という想いのもと名づけられました。

~建設業界における女性活躍推進の現状 全国10都市で開催された「建設産業女性活躍セミナー」における事例紹介~

平成29年、全国10都市で開催された「建設産業女性活躍セミナー」では、「女性の育成システムが充実しておらず、女性のキャリアデザインが難しい」、「男性のように叱りづらい、女性とコミュニケーションをとりづらい」、「ボディタッチや業務後の付き合いなど、男性同士では問題ないことでもセクハラやパワハラがおこりがち(受け取られがち)」、「トイレや更衣室などの環境整備がなされていない」、「女性が少ないため孤独感を感じがち」など、様々な問題を抱えていることがわかりました。

多くの女性技術者・技能者が出産や介護による離職後、復帰することに二の足を踏んでしまい、経験やスキルが再活用できていないというデータもあります。こういった女性が再度現場に戻って来やすい仕組みづくり、環境づくりをすることが大切です。

「建設業」向け出張セミナーの様子3
~課題解決の糸口 ”現場の変革”~

現状の問題点を解決するためには、まずは現場が変革していくことが急務です。そのためには現場において「職業的社会化」「文化的社会化」の二つのアプローチが必要です。

女性社員が、”女性も建設業を一生の仕事にできる”という意識をもてるように、キャリアデザインを描きやすいような環境を整えていくことが「職業的社会化」です。上司が「貴女にできる仕事がある」ということを示していきます。 具体的な取組みとしては、「業務の細分化」を行い「誰がどの業務が得意であるのか」を明確にし、不得意なものには得意な人が教育するシステムを構築し、社員のスキルのボトムアップを図っています。ポイントは業務をできるだけ細分化することです。業務の得意・不得意はジェンダーギャップだけによるものではなく、世代差や個人差でもあることを理解し、学ぶチャンスを平等に与え、多様な人材を活かしていくことが、人材不足を補っていくためには大切なことだと考えます。

一方、「セクハラ・パワハラ」や「ハード面での環境整備」について配慮していくことにより、「文化的社会化」を推進していくことも大切です。全社員一丸となって目標を達成するために、理念やビジョンを共有していきます。女性社員の孤独感を軽減していくためには、フォーマル・インフォーマル双方からのネットワーク構築も行っていきます。そのためには、SNSなど多様化しているコミュニケーションツールを利用することも大切です。

~人材の採用・定着 -取組み事例:ワークシェアリング- ~

建設業界において、人材の採用・定着は大変難しい問題です。1人の技術者を採用する予定を、2人の女性を採用、ワークシェアリングを導入しています。採用・定着をさせるための工夫として、雇用する側も可能な限り臨機応変に対応していくことが求められています。

~女性の力を活かすとともに、全ての社員が働きやすい仕組みづくりを~

女性の活躍推進に取り組むとともに「男女共創」を実践、働き方の多様性に着目し、男性を含む全ての社員が働きやすい仕組み作りに取り組んでいます。 また、自社の女性活躍を推進するだけでなく、建設関係の有資格者、経験者でありながら、現在出産や育児、介護等の事情により離職している女性が、再び自信を持って同業界で働けるような仕組みづくりを行っています。恒常的な人材不足が懸念される建設業界において、働きやすい環境を整え、離職率を低下させることはとても大切です。併せて、女性の入職者を増やし活躍を推進するための教育や育成のシステムを充実させていくことが今後の課題です。

「建設業」向け出張セミナーの様子4
質疑応答

質疑応答は、同業者ならではの質問に対し、籠田社長がご自身の経験や、豊富なネットワークから得られた知見をもとに回答し、和やかな雰囲気の中で進みました。

Q シングルマザーを2名雇用したが、初めての経験で戸惑っている。どのような対応が望ましいか?

A 当社では、どの社員、男性も女性も同じようにとらえています。ジェンダーギャップを超え、男性も女性も同じように働きやすい会社を目指すことを強調戦略とすることを意識しています。

Q 大学等の建築学科は、優秀な女性からの人気も高いということだが、土木学科については人材を集めるのが難しいと感じる。籠田社長としてはどのようにお考えですか?

A 私は一級建築士の資格を持ち、建設業を営んでいますが、亡夫は土木系であり、橋やトンネルなどをつくる土木関係者の知人が多くいます。私自身の考えですが、建築も土木も一緒に何かできるようにしていきたいと考えています。多くの若い方に興味を持ってもらうことが大切かと考えます。

Q 現在5名の女性が現場管理を行うなど活躍している。女性活躍を推進するにあたり、取り組みの工夫を教えてください。

A 当社では裁量労働制をとっており、現場に直接行ってもらうことが多い。そのため10年以上前からSNSを活用している(現場到着後、社員自身の様子、現場の様子を写真等で共有し、チェック事項の確認と併せ報告する)。また、ワークシェアリングを導入しているため、給与について不公平感が生まれないように、個人の打ち出した粗利を算出根拠とし、社内でオープンにしています。男性、女性にかかわらず、全員が自分で働き方を自由にデザインできる、ということを大切にしているため、各年度が始まる前に、個人の諸々の事情を考慮し、年度目標を考えてもらっている。

「建設業」向け出張セミナーの様子5

開催概要

PDF ご案内チラシ(PDF形式、628KB)

「建設業」向け出張セミナー

建設業を女性の一生の仕事に ~男女共創の幕開き~
  1. (1)地方都市における小規模事業者の取り組み事例紹介
      人材不足がより深刻である地方都市において、同業界の中小企業の取り組み紹介
  2. (2)全国で活躍している、建設業界で働く女性社員の声から
      先進的な取り組みを実施している経営者の体験談、現場で働く女性技術者・技能者、事務職の話から考える女性活躍について
  3. (3)職場環境・人づくりをサポートする横浜市事業のご案内
日時: 平成30年9月21日(金) 15:00~16:30
場所: 神奈川県建設会館 2階講堂
横浜市中区太田町2-22 神奈川県建設会館
参加費: 無料
登壇者: 有限会社ゼムケンサービス 代表取締役 籠田 淳子 氏
制度活用中の女性社員
申し込み方法: (1)FAX 045-228-9079
(2)メール woman@willpartners.co.jp
お名前、会社名、電話番号、メールアドレスを記入し、お申込みください。
問い合わせ先: 横浜市中小企業女性活躍推進事業 事務局
(受託機関:株式会社ウィルパートナーズ)
電話:045-228-9403(受付時間:平日 9:00~17:00)
メール:woman@willpartners.co.jp

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経済局中小企業振興部経営・創業支援課 - 2018年9月19日作成 - 2018年10月5日更新
御意見・お問合せ ke-keiei@city.yokohama.jp - TEL:045-671-3828 - FAX:045-664-4867 
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