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ウーマンポート横浜2017 公開セミナー

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事業について
 横浜市中小企業女性活躍推進事業は、市内の中小企業で働く女性がいきいきと活躍できる職場づくり、人づくりに取り組み、企業の競争力を高めること、それらの活動をサポートすることを目的としています。

※29年度受託事業者:株式会社ウィルパートナーズ

  未来の横浜を表すロゴ
事業概要 公開セミナー 業界別
出張セミナー
チャレンジ
実践講座
専門家派遣 助成金 Q&A トピックス 成果発表

公開セミナー(終了しました)

PDF ご案内チラシ(PDF形式、650KB)

概要

女性活躍推進法が施行されて一年が経過。制度や肩書だけでなく、今、中身のある改革を目指すことが求められています。また、人材不足が進む中、女性の活躍は重要な経営戦略の一つとなっています。今回のセミナーでは、基調講演のほか、実際に女性の活躍で業績を向上させた企業経営者のパネルディスカッションを行い、現場の生の声や実践的な内容をご紹介。企業が経営戦略として“女性活躍”をどう推進していくのか…。知って得する“ノウハウ”や“新たな気づき”をご提供いたしました。

実施報告

平成29年7月4日(火)、KGU関内メディアセンターにて、「女性活躍推進公開セミナー」を開催。公開セミナーでは、基調講演、パネルディスカッション、交流会を実施。77名が参加し会場が満員となる中で、「女性活躍推進」の具体的な手法について理解を深めました。

セミナーの様子

開会の挨拶は横浜市経済局中小企業振興部長 平沼英子より行いました。

横浜市経済局中小企業振興部長 平沼英子

【第1部】基調講演 13:30~14:30

「経営者・人事部・男性管理職のあなたへ 昇進したくない女性社員の本音」
 ~「女性幹部を育てろ!」の大号令を「カタチ」だけでなく「中身のあるもの」にするにはどうするか?~

講師:法政大学経営大学院 イノベーション・マネジメント研究科 高田 朝子 氏

<講師経歴>
モルガン・スタンレー証券株式会社勤務を経て、サンダーバード国際経営大学院国際経営学修士(MIM)、慶應義塾大学大学院経営管理研究科経営学修士(MBA)、同博士課程修了。経営学博士。専門は危機管理、組織行動。
<著書>
  • 『女性マネージャー育成講座』(生産性出版)
  • 『人脈の出来る人 人は誰のために「一肌ぬぐ」のか?』(慶應義塾大学出版会)
  • 『危機対応のエフィカシー・マネジメント -「チーム効力感」がカギを握る-』(慶應義塾大学出版会)
  • 『組織マネジメント戦略 (ビジネススクール・テキスト)』(共著、有斐閣)
高田朝子氏高田 朝子 氏
~労働者人口減少の救世主~

2050年までに、約2000万人の労働者人口が減ると言われている中、社会のシステムを回すには、普通に考えると「移民を受け入れる」、もしくは「現在働いていない人たち・思うように活躍できていない人たちに働いてもらう」ことになります。現在の働いていない人たち・思うように活躍できない人たち…その中には、“女性”も含まれます。もはや、女性の雇用・積極的な活躍推進は避けられない時代に来ています。

~女性が昇進を拒む理由は「自信のなさ」~

女性管理職が少ない、いない、作れない代表的な2つの理由として、「マネージャーに必要な経験・知識・判断力を有する者がいない」「女性が望まない」が挙げられます。こういった状況では、女性管理職を育てたことにはなりません。そして女性側も、男性管理職とは別のキャリアパスを歩んでいることが多く、「自分には能力がない、自信がない」ということを管理職になれない大きな理由であるとしています。

~女性活躍推進のカギは上司。理想の上司とは?~

女性の管理職を育てる際、カギになるのは上司です。女性の管理職を育てたければ、必ず、人を育てるのが上手な上司につけましょう。人を育てるのが上手な上司とは、以下のようなスキルを持つ、“心のよりどころになる上司”です。

  • 身の丈より上の仕事を与え、モニターし、必要なところで助け舟をだせる。
  • 結果は関係なく、出口のある修羅場を与えることができる。
  • 自信を持たせることができる成功体験の積ませ方が上手い。
  • 阿吽の呼吸ではなく、考えを部下に言語化して伝える能力が高い。
~上司からの“自分を追い込まなくていい!”というメッセージ~

女性活躍推進において、ぜひとも気をつけて欲しいことがあります。女性の管理職は、男性の管理職よりも1.4倍ほど、会社や組合に対する忠誠心が強いと言われています。そしてその分、必要以上に自分を追い込む傾向にあります。そして、現在、もしくは近い将来、多くの女性管理職は、年齢面、体力面からも、ホルモンバランスが崩れていく時期を迎えており、それが、昇進の時期がかぶることで、メンタル障がい率が上昇すると考えられます。そんな時、上司の皆さんには「休んでいいんだよ! 自分を追い込まなくていいんだよ!」というメッセージを、ぜひとも伝えてあげてほしいと思います。

~ロールモデル?バックティー信仰?~

企業側は、「女性マネージャーはこうあるべき」という自分謹製の思い込みは捨てましょう。そして女性の皆さんも、自分のキャラクターに近い無理のないロールモデル(完璧を求めない、誰かのまねである必要はない)を作り、バックティー信仰(男性の倍働かないと認められないという呪縛)を捨てましょう。企業と女性…お互いが温かいネットワークを築き上げることで、組織はきっと向上していくはずです。

~自分たちにあう無理のない女性活躍推進を~

今は女性雇用の過渡期。皆さんが努力していることが、必ずその先へと続いていきます。あきらめずにトライ&エラーを繰り返しながら、よりいいモデルを作り上げていきましょう。

【第2部】市内中小企業の事例紹介 14:40~16:00

◆パネルディスカッション◆
「市内中小企業の経営者を招き“女性活躍推進”についての取り組み、及び現場の生の声を紹介」

4名の中小企業経営者、管理職をパネリストにお招きし、自社の現状と成果、今後の課題に関する意見交換が行われました。リアルな生の声に、参加者の皆さんも前のめりで傾聴していました。

パネルディスカッションの様子

≪パネリスト≫

  • 株式会社VM 代表取締役社長 渡辺 順子 氏
    子育て世代への情報発信事業を展開。自社内に女性スタッフを多く抱え、早くから女性の働き方を工夫している。
  • アールグラット株式会社 代表取締役 真鍋 緑朗 氏
    本事業1期目から参加。前所属企業では代表取締役として女性活躍推進に積極的に取り組んだ実績を有している。
  • 株式会社春峰園 専務取締役 相澤 升平 氏 造園業。柔軟な現場対応を行いながら、地道に女性が働きやすい職場環境の整備に取り組んでいる。横浜型地域貢献企業。よこはまグッドバランス賞認定事業所。
  • 株式会社フューチャーネットワークス 代表取締役 中山 いその 氏
    情報通信業。セキュリティーを重視した在宅勤務の導入に取り組み、女性活躍の環境整備を行っている。

≪コーディネーター≫
    株式会社ウィルパートナーズ 代表取締役 辺見 香織(中小企業診断士・MBA)

株式会社ウィルパートナーズ 代表取締役 辺見 香織

◆パネリストの声◆

「株式会社VM」代表取締役社長 渡辺 順子 氏

「株式会社VM」代表取締役社長 渡辺 順子 氏
~雇用される女性も、仕事に積極的に関与する意識を持つことが、真の女性活躍に繋がる~
  • ベテラン勢が、子どもが小さいママ社員をフォローする体制ができている。「自分たちも大変だったから、この時期がつらいのはよくわかる。でもあなたたちが私たちの年代になったら、またそういうサイクルを作り上げていこうね」という社風がある。退職して、再び出戻ってくる女性もいる。
  • 自宅勤務可能な制度を取り入れ、土日に勤務した場合は、有給休暇に換算している。
  • 仕事はシェアすればいいもの。原稿を作ることが苦手、PCが使えない…それぞれ悩みはあるが、今はスキルアップの時期。「5~10年後を夢見ようよ」と話し、社員たちのモチベーションを上げるようにしている。「スキルが上がれば、自宅で作業をしながら、子どもたちに“お帰り!”と言ってあげられるよ」と声かけをしている。
  • 雇用する側だけでなく、雇用される女性もすすんで「これをやりましょう!」という意識を持つことが大切。そういう姿勢こそが、真の女性活躍に繋がる。

「アールグラット株式会社」代表取締役 真鍋 緑朗 氏

「アールグラット株式会社」代表取締役 真鍋 緑朗 氏
~横浜市の助成金を活用して働きやすい職場環境を整備~
  • 女性社員が0人で、会社の雰囲気が悪い時期もあった。採用した女性社員とは面談で本人の考えを聞いたうえで、チャレンジの機会を与えた。本人の仕事に対する意識やモチベーションを向上させるよう気を付けた。
  • 横浜市中小企業女性活躍推進助成金を積極的に活用し、育児介護休業規程の策定、ウォシュレット付き女子トイレ、女子更衣室の改装を行い、職場環境を整備した。
  • 時代が進歩すれば状況も変わる。思考を止めず、様々なところにアンテナを張って、他社の事例や情報を収集し、チャンスに変えていくことが必須。

「株式会社春峰園」専務取締役 相澤 升平 氏

「株式会社春峰園」専務取締役 相澤 升平 氏
~言葉づかいなど日常の意識をかえることが雰囲気づくりにつながる~
  • 建設業界では、どちらかというと女性を採用することに積極的ではないので、周囲からは「女性の活躍推進が進んでいますね」と言われるが、実際は、書類作成は丁寧であり、現場においても男性が気づかない点をフォローしてくれるなど様々なところで助かっている。行政からは、「女性がイキイキと働いていていい職場ですね」と言わるようになり、今後、もっと推進していけたらと思う。
  • 運動会や授業参観など、家族的な行事で休みを申請できるようにしている。子どもの看病が必要な場合、自宅での事務作業などを認めている。
  • 何事も大目に見ることが大切で、わりと好きなようにやらせている。職場では、流行りのケーキを差し入れしたり、キレイな花を生けたり…そうすることで職場の雰囲気も良くなり、仕事も活性化する。
  • 現場の男性に根強く残る“言葉づかいの荒さ”や、女性を男性のように扱ってしまうなどの態度には注意が必要。以前、言葉づかいの問題で辞めてしまう女性もいたので、男性陣にも女性への接し方を教育している。
  • 建設業界で女性が働けないと思うはナンセンス。建設業で女性雇用を考えている会社があれば、ぜひ雇用して頂きたいと思う。

「株式会社フューチャーネットワークス」代表取締役・中山いその氏

「株式会社フューチャーネットワークス」代表取締役・中山いその氏
~自宅勤務を可能にしたことで、時短で帰る女性たちの“申し訳ない”という気持ちが解放された~
  • 子どもの病気が原因で早退することが増えたママ社員が、申し訳なさから退職してしまった経緯があり、そこからワークライフバランスを考えるようになった。自宅勤務を可能にしたことで、時短で帰る女性たちの「申し訳ない」という気持ちも解放されたので、導入して本当に良かった。
  • 奄美大島にサテライトオフィスを構築し、システム開発、CAD事業を行っている。仕事は本社から指示を出しているが、現在は50代の女性が、親の介護をしながら自宅で作業をしている。小さな子どもを抱えていて、外で働けない主婦も同じような形態で働いている。
  • 妻の病気などで男性社員が休まざるを得ない場合もあるが、これも同様に受け入れる体制ができている。女性だけでなく、お互いが補完することでフェアな関係になるので、社内の人間関係もより潤滑になった。

◆横浜市の助成金の活用方法◆

横浜市経済局経営・創業支援課担当係長 奥住より横浜市の支援策について案内しました。

横浜市経済局経営・創業支援課担当係長 奥住

【第3部】交流会 15:45~16:30

参加した皆さんが、お茶を飲みながら名刺を交換。異業種の参加者たちが交流を図り、自社の紹介からお悩みまで…リラックスした様子でトークが弾みました。

交流会の様子1 交流会の様子2

アンケート結果

63人の方にアンケートにご協力いただきました。以下に集計結果をグラフで掲載します。
今年も参加者の6割を女性が占めました。また、
・一般職よりも管理職の方のご参加が多かった
・小規模から大規模まで非常に多様な規模の企業の方にご参加いただいた
ことが今年の大きな特徴でした。

アンケート結果(男女比) アンケート結果(年齢層) アンケート結果(職業) アンケート結果(従業員数) アンケート結果(満足度(基調講演)) アンケート結果(満足度(パネルディスカッション))

基調講演 、パネルディスカッションの感想(抜粋)

  • ロールモデルに求める男女の比較が面白かった。男性も女性も、意識の改革が必要。
  • 建設業の女性雇用に興味が沸いた。男性経営者の取り組み事例が参考になった。
  • 社風に合う形で取り組むことが大切だと再認識させられた。
  • 女性たちの課題をどうスムーズに進めるかに追われているので、今日のように客観的な数値やデータを見る機会を頂けて本当に良かった。
  • “昇進したくない女性”について論理的に説明してもらい納得できた。
  • 雇均法世代の自分には胸に迫るものがあった。心が楽になった。

女性活躍推進で困っていること、自分が働く上で困難と感じていること(抜粋)

  • 女性間のしがらみ、トラブルなどもありなかなか活躍推進までもっていけない。
  • 女性の従業員が欲しいが、希望者がいない。
  • 自分自身も含め、仕事とプライベートの両立ができない。
  • 女性の意識、周囲の意識を変えるにはどうしたらいいのか。
  • 女性社員の夫の転勤について。

その他

  • 今後増えると思われる、女性管理職のメンタル問題や予防策を講義して欲しい。
  • 当社でも講演を依頼したい。

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経済局中小企業振興部経営・創業支援課 - 2017年6月5日作成 - 2017年7月18日更新
御意見・お問合せ ke-keiei@city.yokohama.jp - TEL:045-671-3828 - FAX:045-664-4867 
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