横浜市工業技術支援センター
デザイン産学・レポート(ダニエル) 工場見学
横浜クラシック家具ダニエルの工場見学を開催しました!!
平成23年4月8日に株式会社ダニエルとのデザイン産学連携プログラムのキックオフに先立ち、 学生さんたちにテーマをより理解してもらうために、伊勢原工場での見学会を開催しました。
工場見学
工場見学の前に株式会社ダニエルの専務取締役 咲寿 義輝 様より ダニエルの生い立ちや日本における洋家具の歴史のお話がありました。
日本で洋家具が作られるようになったきっかけは、 居留する外国人が日本に持ち込んだ家具の修理を依頼したことだったそうです。 修理の出来に感心した外国人たちが今度は洋家具の製作を日本人に注文し、日本における洋家具の歴史が始まったそうです。
そして、今回の見学のポイントについても「プロダクトを考える上でどうやってモノ(家具)が作られているかを見て欲しい。 今後、アイデアを考える上で頭の片隅に残ってくれればと思います。」 とのお話しがありました。
毎年数多くの見学者を受け入れているダニエルでは、トランシーバーが用意されていて、 音が大きい工場内でも説明をクリアに聞くことができ、学生さんたちも真剣な表情で説明を聞いていました。
大切な木
ダニエルが家具に使用している木材は、北海道産のカバザクラ。
長く使える家具の材料にするためには、 樹齢200年程度のカバザクラを伐採したあとに、自然乾燥→人工乾燥→自然乾燥という約1年間の工程が必要とのことでした。
木材自体も高価なものだそうですが、家具の材料になるまでの手間暇も相当なものだということがわかります。

(左)木材を自然乾燥させているところ。
(右)乾燥機を使って60~70度の温風で4~5日程度人工乾燥。
このあと、乾燥させた木材に水分を戻すために再度自然乾燥させる。
木を大切にしようという姿勢は工場内の随所に見られました。
例えば、左の写真のように端材をメモ用紙の代わりに使用していたり、 右の写真のように職人さんが自分用の携帯電話スタンドを端材で作成していたりしていました。
こういった工夫を家具づくり全体でもやっているのですが、 家具を作るプロセスでは必ず端材が発生してしまいます。
ダニエルとの連携テーマ
連携テーマは、この端材を何とか活用したいとの思いを根底にした
「ダニエルの赤レンガショップで取り扱うギフト、雑貨、小物の提案」
です。
こんなのがあったら、面白いなぁ、便利だなぁと思うもの。 赤レンガにあったらちょっと買いたくなるもの。 そういったものを端材を原料として考えることが連携テーマとして学生さんたちに示されました。
またこの他にも、「今の学生が考える横浜にもつイメージを知りたい、 みなさんのイメージする横浜と我々のイメージする横浜が全く違うと面白いと思っている」 というお話があり、今の学生が考える横浜のイメージについても考えてもらうことになりました。
横浜クラッシック家具 製作風景