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横浜マイスター名鑑

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暮らす

平成9年度選定 第2期
寝具製造業/港南区

松谷 昇 (まつや のぼる)

 寝具の中で最も難度が高い「夜具」の仕立てにおいても、熟練した技能を発揮し、他に追随を許さない寝具製造を手がけています。この卓越した技能により、全国技能グランプリで優勝したほか、松谷さんの指導で市内で2人目のグランプリ優勝者が出るなど、後継者育成活動にも大変熱心です。

まつやふとん店

磯子区丸山2-25-17
電話:045-753-7804

【打ち直し】

<布団綿の「打ち直し」>

 弾力性が失われた綿を製綿機にかけ、綺麗にして再利用するもの。打ち直しの目安は、掛け布団なら5年、敷き布団なら3年。羊毛や、ポリエステルなどの化繊の打ち直しも可能。

タグの表
タグの表
タグの裏(自筆)
タグの裏(自筆)
 

 松谷さんは、「古くなった布団の打ち直しをするということは、リサイクルの考え方そのもの」と言われます。「ゴミとして出さないので、大気汚染・地球の温暖化防止等につながります。結果として環境へ配慮した行為となり、これからの循環型社会への布石になると思いますよ」とも…。消毒され、新しい側地(がわじ)で仕立てられたフワフワの布団は、新品同様です。「自分だけのオリジナル寝具をオーダーするという贅沢を味わうことができるし、「自分だけの物」という愛着がわくから、物を大切にすることにつながるのでは?人生の三分の一の時間を共にするのだから、寝具にこだわる価値は、大いにあると思いますよ」

 松谷さんは、マイスター活動で地域の地区センター等で指導される際には、いつも、布団は捨てないで打ち直しをするよう勧めています。

【製綿機】

 布団の中に詰める綿は、製綿機で作っている。敷布団一枚を作るのに、ティッシュペーパーくらいの厚さの綿を30〜40回回転させたもの(約300グラム)を掛け布団なら約10枚、敷き布団なら約20枚程度使用する。反毛(織物のくずや古着などを機械で処理して作る再生綿)、ポリエステル綿の加工、消毒、オゾン処理等もできる。

製綿機の流れ
1.開綿機 (硬くなった綿をほぐす。送風管を通して次の荒切機へ送る) 開綿機
1.開綿機
乾燥機
4.乾燥機
2.荒切機 (ほぐした綿を荒切り)
3.ツインカード機 (繊維を揃えて梳き、薄い層状にする)
4.乾燥機 (高熱処理し乾燥させる)
5.綿巻取太鼓 (層状の綿を30〜40回巻いて1枚分の綿を作る)
6.プレス機 (圧縮)
7.折りたたみ機 (包装用袋に入るようたたむ)

【円形座布団】

円形座布団
円形座布団

 依頼主から「どんなに跳ねても綿がよれない直径2mの円形の布団を作ってほしい」と注文があり、はじめての経験でしたが、工夫を凝らして作りました。

 円形座布団は、このことがきっかけで縦横斜めに綿を組み、形がくずれないように作った松谷さんのオリジナル作品です。「一見、簡単に見えるものほど気が抜けない。どんなことにも挑戦してみることが大事」

【夜具(かいまき)の綿入れ工程】

裾綿作り(シモ) → 袖綿作りへ(カミ) → 衿しめ → 衿付完成直前
裾綿作り(シモ)   袖綿作りへ(カミ)   衿しめ   衿付完成直前

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経済局雇用労働課(技能職振興等担当) - 2007年3月27日作成 - 2008年4月14日更新 -
ご意見・お問い合わせ - ke-koyo@city.yokohama.jp - TEL:045-671-2337、4098 - FAX:045-664-9188
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