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オゾン層を守るために

オゾン層破壊のメカニズム

オゾン層とは

 私たち人間や地上の生物に恵みをもたらしてくれる太陽は、有害な紫外線も出しています。人間は有害な紫外線を浴びると、皮膚がんになったり、白内障(目の病気)になったりする可能性が高くなります。また、病気に対する抵抗力も弱くなります。さらに人間以外にも植物や海洋生態系などにも悪影響があるといわれています。
 この有害な紫外線を吸収して、地上に届かないようにするのが、成層圏に存在するオゾン層の役割です。オゾン層は、人間の健康や動植物の生態系を守ってくれる地球のバリアなのです。
 ところが、1985年に南極上空でオゾンホールと呼ばれるオゾンの量が極端に減少し、オゾン層がうすくなっている現象が初めて観測されました。その範囲は、年々拡大し、1989年以降、南極大陸の面積よりも広くなっています。
 その後、日本も含め、世界各地でオゾンの量が減少していることがわかってきました。

オゾン層を破壊するもの

 オゾン層を破壊しているのは、フロンなどの塩素を含む化学物質です。
 フロンは、私たちの身の回りの冷蔵庫やエアコンなどに冷媒として使われているほか、スプレー缶としても使われていました。この、冷蔵庫やエアコンなどがごみとなって壊されるときにフロンが放出され、やがてオゾン層のある成層圏まで上昇し、オゾン層を破壊するのです。
 そこで、1996年にオゾン層を破壊する働きの強いフロン類の製造は、禁止されました。現在、作られている冷蔵庫やスプレー缶では、オゾン層を壊しにくいものが使用されています。しかし、フロン類は、安定性が高い物質であるため、フロン類が自然分解するには、長い年月がかかるといわれています。このため、これまでに大気中に放出されたフロン類によって、今後も数十年間は、オゾン層の破壊が続くと予想されています。
南極のオゾンホール
1979年、2001年それぞれの10月の月平均オゾン全量の南半球分布
NASA提供のデータを元に気象庁が作成


オゾン層を守るために

 1985年に国際的に協力してオゾン層を保護するための「ウィーン条約」が制定され、さらに1987年には、「モントリオール議定書」として、フロン類などのオゾン層破壊物質の製造・使用の禁止など、具体的な規制を盛り込んだ国際的な取り決めが採択されました。
 日本においても、1988年に「オゾン層保護法」が制定されて、国際的な取り決めを具体的に実施しています。
 これらの取り決めによって、オゾンを破壊する働きの強いフロン類の製造は、すでに中止されています。しかし、フロンの種類によっては、2020年までに全廃されないものもあります。また、モントリオール議定書に加盟していない国も多くあるため、まだまだオゾン層を保護する世界的な動きの中でも、たくさんの問題が残っています。

参考


オゾン層に関するパンフレット(環境省)
オゾン層保護・温暖化対策(経済産業省)

フロン類を廃棄したいときには・・・ フロン回収について(環境管理課)


横浜市環境創造局環境保全部環境管理課 - 2005年4月1日 作成 - 2010年9月1日 更新
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