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横浜市政記者、横浜ラジオ・テレビ記者 各位

環境創造局シンボルマーク 〜かけがえのない環境を未来へ〜
記者発表資料
平成20年1月15日
環境創造局環境活動推進部
環境科学研究所担当課長 千野雅男
電話752-2605

帷子川(かたびらがわ)でアユが誕生 〜よこはまで初確認!〜

 横浜市の調査により、平成19年12月11日(火)帷子川の和田町付近(保土ケ谷区)で、卵からふ化したばかりのアユの 仔魚(しぎょ)(体長5〜6mm)141尾が確認されました。アユの誕生の確認は横浜市内では初めてのことです。

 また市内の主な河川でアユの遡上が確認されており、特に帷子川では個体数が多く、繁殖時期の10月には婚姻色のアユ(サビアユ)も確認されました。

 このことから、帷子川ではアユが遡上、産卵し、ふ化したアユが海へ下っていることがわかり、水環境の改善が進んできたことが認められました。


写真1 アユの仔魚(調査協力者:洲澤譲氏撮影)


写真2 卵黄を持ったアユの仔魚(調査協力者:洲澤譲氏撮影)
※卵黄を持っていることから、ふ化してして間もないことがわかります。


写真3 婚姻色に変わった「さびアユ」
(体長15cm、平成19年10月18日)


図1 帷子川の位置


写真4 アユの仔魚を確認した帷子川和田町下流

○ アユの仔魚の確認

  • 調査日時:平成19年12月11日(火)16時〜20時
  • 調査場所:帷子川和田町下流(保土ケ谷区)
  • 調査方法:流下ネットを用いて、1時間ごとに採集
  • 調査結果:仔魚141尾を確認。ピーク時は19時

 この地点は、10月の調査で黒〜茶色がかった繁殖集団のオスが確認されています。 アユの繁殖期は10月から11月頃で、成魚は下流へと移動し、婚姻色となり、産卵を行います。 この時期のアユを「落ちアユ」または「さびアユ」といいます。卵は約2週間でふ化し 直ちに流下すること、また、ふ化時間は日没後の数時間に多いことが知られています。 繁殖集団の存在と卵黄を持った仔魚が多数確認されたことから、帷子川で繁殖が行われている ことが明らかになりました。

○市内のアユ分布状況

  • 調査日時:平成19年6〜7月
  • 調査場所:鶴見川、帷子川、大岡川、境川・柏尾川、侍従川
  • 調査方法:投網、タモ網、目視観察
  • 調査結果:各河川で次の地点までアユの遡上が確認され、河川構造物や河川形態により 遡上範囲が制限されていると考えられました。
     鶴見川:千代橋(緑区)、都橋(恩田川、緑区)
     帷子川:鶴舞橋(旭区)
     大岡川:青木橋(港南区)
     境川 :高鎌橋(泉区)
     柏尾川:元町橋(戸塚区)
     侍従川:アユ確認せず

図2 市内河川のアユ遡上地点
(●:アユが確認された地点、○:アユが確認されなかった地点、 赤線は堰や落差工などの河川構造物、写真はその事例を紹介しています。)

〜アユの生活史〜

 アユは3、4月にかけて沿岸域から川の上流へと遡上し、藻を食べながら急速に生長していきます。 その時、なわばりを持つことがよく知られています。秋になると、下流へと移動し、繁殖集団となり、 雌は卵を産みます。そして、成魚の多くは1年で死にますが、中には越冬する個体もいます。 ふ化した仔魚は直ちに流下し、海へと移動し、プランクトンをえさとして成長し、翌年の春に 再び川へと遡上していきます。海での生活はよくわかっていませんが、沿岸の底、浜の波打ち際等を 生活の場としていることが報告されています。

記者発表資料(PDF版)342KB
横浜市環境創造局企画部環境科学研究所 - 2008年1月15日 作成 - 2010年08月17日 更新
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