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用語解説 : 加重等価平均感覚騒音レベル(WECPNL)
1 加重等価平均感覚騒音レベル(WECPNL)とは...
 「加重等価平均感覚騒音レベル」あるいは「加重等価継続感覚騒音レベル」( WECPNL = Weighted Equivalent Continuous Perceived Noise Level )とは、長期間連続して航空機による騒音に曝露された場合における騒音レベルの評価指標として、1971年に国際民間航空機構(ICAO)により提案されたものです。
 航空機騒音の環境基準では、測定結果を WECPNL で評価することになっていますが、WECPNLの算出に際しては、ICAOの提案を簡略化して用いています。
時間帯別の航空機騒音発生回数の重み付け係数
2 WECPNLの算出方法
 同じ大きさの音であっても、人が感じる「うるささ」は、騒音に曝露される時間帯によって異なります。
 一般に寝静まった深夜に発生する騒音は、周囲が騒がしい昼間に発生する騒音よりもうるさく感じられ、人への影響が大きくなります。
 このため、航空機騒音を評価する場合は、騒音の強度継続時間発生頻度のほかに、発生する時間帯の要素も考慮する必要があります。
 具体的には、人の生活時間帯に合わせ、右図に示すように一日を3つの時間帯(昼間、夕方、夜間)に分けます。
 そして、これら3つの時間帯において発生した航空機の飛行回数に、3つの時間帯別に定めた重み付け補正係数(昼間は1、夕方は3、夜間は10)を乗じることにより、人への影響が大きい夜間の騒音が昼間よりも大きく評価されるように騒音レベルを補正します。
 騒音レベルを以下に示す数式で計算した指標を「加重等価平均感覚騒音レベル」(WECPNL)といい、航空機騒音の評価指標として用います。
             
WECPNL = dB(A) + 10・log10N − 27  …………… (式1)
      
dB(A)
 
: 一日において発生した一回ごとの航空機騒音のピークレベル(下図を参照)のパワー平均値(エネルギー平均値)……………式2で定義
: 騒音が発生した時間帯を考慮して、時間帯ごとの発生回数に補正係数を乗じてを重み付け(加重)した一日の発生回数……………式3で定義
    
dB(A) = 10・log10(Σ10L i /10)− 10・log10n  …………… (式2)
  : 一日における航空機騒音の発生回数(回/日)
L i : 一日において暗騒音より 10dB 以上大きい航空機の騒音のピークレベルで、第 i 回目に発生したレベル(dB(A))
N = N2 + 3・N3 + 10・(N1 + N4)  …………… (式3)
  1 :  0時00分から 6時59分までの発生回数(回/日)
2 :  7時00分から18時59分までの発生回数(回/日)
3 : 19時00分から21時59分までの発生回数(回/日)
4 : 22時00分から23時59分までの発生回数(回/日)

(注1)  横浜市では、航空機騒音については、航空機が原因と判断される 70dB(A) 以上の騒音が5秒以上継続した場合に、航空機騒音が発生しているとみなしてきました。
 しかし、新型測定機への更新に伴い、次表に示す年月からは、航空機が原因と判断される 70dB(A) 以上の騒音はすべて航空機騒音としています。
測定地点 更新年月
相沢小学校 2002年4月
東中田小学校 2004年4月
長津田小学校 2005年4月

(注2)  ピークレベルとは、下図に示すように、一回の航空機の飛行で発生する騒音のうちで、最高値となった騒音レベルです。
ピークレベル

3 WECPNLの年平均値
 一年間のWECPNLは、第2式において L i に一日ごとの WECPNL を代入し、一年間のすべての日の WECPNL をパワー平均して算出します。

4 航空機騒音の環境基準
 航空機騒音の環境基準は、主として住居地域の場合は、70 WECPNL です。
 ただし、厚木基地に近接する大和市、海老名市、綾瀬市等の神奈川県知事が指定する地域に適用される基準であり、横浜市は地域指定されておりませんので、横浜市には環境基準が適用されません。

横浜市環境創造局環境保全部環境管理課監視センター - 2000年10月10日作成- 2013年1月25日更新
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