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用語解説 : 微小粒子状物質(PM2.5)
1 微小粒子状物質とは...
 大気汚染物質を大きく分類すると、気体である二酸化硫黄(SO2)や二酸化窒素(NO2)などのガス状物質と、固体の非常に小さな粒からなる粒子状物質(PM = Particulate Matter)とになります。
 「微小粒子状物質」(PM2.5)とは、大気中に存在する粒子状物質のうちで、粒子の直径(粒径)が2.5µm(0.0025mm)以下の非常に細かな粒子と定義されています。
 なお、粒子状物質には、粒子の直径(粒径)が10μm(0.01mm)以下と定義される「浮遊粒子状物質」(SPM)もあります。

2 環境基準
 2009年9月9日に環境基本法に基づく環境省告示により、長期基準として年平均値、及び短期基準として日平均値について、微小粒子状物質の環境基準が定めらました。
 微小粒子状物質の環境基準は、次の2つです。

(1) 長期基準 (日平均値の)年平均値が 15µg/m3 以下であること。
(2) 短期基準 日平均値が 35µg/m3 以下であること。

3 環境基準の評価(環境基準の適合条件)
 ある地点における微小粒子状物質の測定結果が、環境基準に適合したかどうかという「環境基準の評価」については、年平均値及び一年間で得られたすべての日平均値を対象として評価します。
 微小粒子状物質の一年間の測定結果が環境基準に適合するためには、次の2つの条件を同時に満足する必要があります。

(1) 長期基準 年平均値が 15µg/m3 以下であること。
(2) 短期基準 日平均値の年間98%タイル値が 35µg/m3 以下であること。

 上記の2つの条件を同時に満足した場合に、「環境基準に適合」と評価されます。

 なお、上記(2)の条件はやや分かりにくいと思われるので、「環境基準値を超えた日数が一年間で何日あるか」という別の見方をすると、有効測定日数が 326日以上ある場合は、上記(2)の条件は、日平均値が 35µg/m3 を超えた日数が1年間で2%(7日)以内であることに相当します
   (※ 有効測定日数326日の場合、98%値は最低値から数えると、326×0.98=319.48 → 319番目 となり、98%タイル値より上に7日分の日平均値があることから。)

 したがって、年平均値が 15µg/m3 以下で、かつ、一年間で日平均値が 35µg/m3 を超えた日数が7日以内の場合に、環境基準に適合したことになります。
4 PM2.5の注意喚起
 PM2.5は、環境基準が定められている他の5物質とは異なり、大気汚染防止法第23条の「緊急時」の対象になっていません。
 そのかわり、PM2.5の高濃度が予想される場合に、住民への情報提供としての「注意喚起」を定めた法令に基づかない「注意喚起のための暫定的な指針」が2013年2月27日にできました。

 神奈川県では、「暫定的な指針」の内容に沿って、8時頃に朝の高濃度予報及び高濃度情報、13時頃に午後の高濃度予報の提供を行っています。
神奈川県が実施しているPM2.5の高濃度予報及び高濃度情報
高濃度予報  神奈川県内の一般環境大気測定局における5時〜7時の3時間平均値の全局の中央値が85µg/m3 を超えた場合に、8時頃に朝の注意喚起を実施します。
午後  神奈川県内の一般環境大気測定局における5時〜12時の8時間平均値の全局の最高値が80µg/m3 を超えた場合に、13時頃に午後の注意喚起を実施します。
高濃度情報  朝方の高濃度予報(注意喚起)の判断基準に拘わらず、神奈川県内の一般環境大気測定局における5時、6時、7時の1時間値が、いずれかの測定局で85µg/m3 を超えた場合は、ホームページ等で情報提供を行います。

横浜市環境創造局環境保全部環境管理課監視センター - 2012年3月26日作成 - 2017年1月30日更新
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