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用語解説 : 二酸化窒素(NO2
1 二酸化窒素とは...
 「二酸化窒素」(NO2)は、「窒素酸化物」(NOx)の一種で、1個の窒素原子(N)と2個の酸素原子(O)が結合して生成される赤褐色の空気より重い気体です。
 二酸化窒素より酸素原子が1個少ない「一酸化窒素」(NO)とは、空気中の酸素(O2)やオゾン(O3)の作用で、変化する密接な関係があります。

2 発生源
 窒素(N2)は空気中に約80%含まれており、また石油などの燃料中にも含まれています。このため、工場や事業場のボイラ(重油、都市ガス等)、自動車のエンジン(ガソリン、軽油等)、家庭のコンロやストーブ(都市ガス、プロパンガス、灯油等)などで燃料等を燃焼させると、その過程で必ずNOxが発生し、燃焼温度が高温になるほど発生量が多くなります。
 発生源(工場の煙突や自動車の排気管など)から大気中にNOxが排出される段階では、そのほとんどはNOが占めていますが、大気中を移動する過程で大気中の酸素(O2)と反応してNO2に酸化されるため、大気中ではNOとNO2が共存しています。

NO2の月変化グラフ

3 濃度変化
 二酸化窒素の濃度は、他の大気汚染物質と同じように日射や雨あるいは季節風など気象の影響を受けて、季節ごとに周期的に変化し、真夏の7月〜8月に最も低くなり、11月〜1月の冬に高くなります。

4 健康影響
 二酸化窒素は、呼吸とともに人体に取り込まれ、呼吸器疾患の原因になったりします。
 また、窒素酸化物は、「炭化水素」(HC)とともに太陽の紫外線により光化学反応を起こして「光化学オキシダント」(OX)を生成し、「光化学スモッグ」の原因ともなります。
 このため、二酸化窒素は、代表的な大気汚染物質の一つとして、大気汚染防止法で規制・監視の対象となっています。

5 環境基準
 大気中の濃度については、環境基本法に基づく環境庁告示により、日平均値環境基準(0.04ppm から 0.06ppm のゾーン内又はそれ以下)が定められています。 1時間値については環境基準はありません。

 ある地点の測定結果が環境基準に適合したかどうかという「環境基準の評価」については、1年間で得られたすべての日平均値を対象として評価することとなっています。
 日平均値の年間98%値が環境基準の上限値である 0.06ppm 以下である場合に、98%値評価による環境基準に適合したと評価されます。
 ただし、この適合条件はやや分かりにくいので、「環境基準値を超えた日数が一年間で何日あるか」という別の見方をすると、有効測定日数が 326日以上ある場合は、日平均値が 0.06ppm を超えた日数が1年間で2%(7日)以内の場合に、環境基準に適合したと評価されます。

   (※ 有効測定日数が326日の場合、98%値は最低値から数えると、326×0.98=319.48 → 319番目 となり、98%値より上に7日分の日平均値があることから。)

横浜市環境創造局環境保全部環境管理課監視センター - 2001年12月18日作成 - 2013年1月25日更新
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