横浜市 環境創造局 【記者発表】小学生12,000人超が市内全域生き物調査に参加しました。
- トップメニュー|検索

環境創造局トップ環境創造局についてサイトマップ

 
横浜市記者発表資料
シンボルマーク
平成27年12月17日
環境創造局環境科学研究所

小学生12,000人超が市内全域生き物調査に参加しました
〜こども「いきいき」生き物調査2015 調査結果のお知らせ〜

1 事業名称

 こども「いきいき」生き物調査2015

2 目的

 調査を通じて地域の自然や生き物への関心を高めていただくとともに、生物多様性保全に資する基礎データを取得することを目的に実施しました。

3 調査方法

 市内にある市立小学校342校の5 年生30,797 名(H27 年4 月1 日現在)及び参加希望のあった他の学年に調査票を配布し、過去1年間(2014 年9 月1 日〜2015 年8 月31 日)に、「家や学校の近く」(=学区内)で見つけたり、鳴き声を聞いたりした生き物について、○をつけてもらいました。

4 調査対象とした生き物

 調査対象としたのは、次の9 種類の生き物です。生き物の分類(同定)のしやすさに配慮しながら、市内の自然環境を指標すると思われるもの、減少または増加傾向にあるものなどを選定しました。

  • ツバメの巣
  • ふきのとう
  • カブトムシ
  • 白サギのなかま
  • カモメのなかま
  • ハクセキレイ
  • ヒキガエル
  • サワガニ
  • カマキリのなかま
こども「いきいき」生き物調査 調査票(おもて) こども「いきいき」生き物調査 調査票(うら)

5 調査結果

 学校ごとに、対象の生き物を見つけた割合(以下、確認率)を集計し、その情報をもとにGIS ソフトを用いて市内全域における確認率の高低を色の濃淡で示しました。※

 今年の調査は、継続3年目となりますが、いくつかの生き物については、1980〜90年代に3回、小中学生らを対象としたアンケートによる分布調査が行われています。対象とする生き物が確認できたか否かを示すもので、今回の結果とは表示方法が異なりますが、当時の状況を知る貴重な資料として比較を行いました。

 ※作図にあたっては、1 校あたりの回答数が10 名以上の167校のデータを使用しました。

こども「いきいき」生き物調査 結果概要(ヒキガエル)
注)色の濃淡は、小学校ごとの確認率をもとに統計的に計算、作図したものです。一部のふ頭などは解析対象外としました。
【ヒキガエル:市全体の確認率38%】

 学校ごとの確認率は5%から70%でした。学校ごとの確認率には大きな開きがあるものの、市内各地で確認されているという結果となりました。

 市内で見られるカエル類のなかでは、比較的乾燥に強く、市内各地に点々と分布しているものと思われ、妥当な結果と言えます。隣接する地域(学校)であっても確認率の高低に差があり、産卵可能な池の有無など、周辺環境の微妙な違いが反映されているのかもしれません。

 ちなみに、2014年に実施したアマガエルの分布は、水田環境に依存すると考えられ、市内西側での確認率が高い傾向がみられました。

こども「いきいき」生き物調査 結果概要(白サギのなかま)
【白サギのなかま:市全体の確認率23%】

 学校ごとの確認率は0%から84%でした。過年度の一連の調査(図右下)では、観察できたメッシュが減少しており、原因として水田などの餌場の減少と、営巣できる山の消滅、児童が観察できるような場に白サギが訪れなくなったことなどが挙げられています。

 今回の調査結果は、市の南西部(柏尾川流域)と北部(鶴見川流域)での確認率が高く、過年度と似た傾向と言えそうです。帷子川や大岡川周辺での確認は少ないようで、河川の形状などにより観察がしづらいのかもしれません。

6 その他

 結果の詳細は、横浜市環境科学研究所Webページをご覧ください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/mamoru/kenkyu/data/forest/ikiiki.html
 学校ごとの確認率は観察場所へのアクセスのしやすさなど、さまざまな要因により変動し、必ずしも生き物の生息密度を表すものではありません。調査は長期的な視点での解析・考察が重要であり、来年度以降、対象とする生き物の種類を変えながら継続実施する予定です。

記者発表資料(PDF・2.3MB)

環境科学研究所ホームページ

お問い合わせ先
環境創造局環境科学研究所長  中後 博  電話:045-453-2550

横浜市環境創造局政策調整部環境科学研究所 - 2015年12月17日 作成 - 2015年12月17日 更新
ご意見・問合せ - ks-kanken@city.yokohama.jp - 電話: 045-453-2550 - FAX: 045-453-2560
©2005-2015 City of Yokohama. All rights reserved.