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横浜市記者発表資料
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平成26年7月18日
環境創造局環境科学研究所





回復の兆しが見える横浜の海
〜「横浜の川と海の生物 第13報・海域編」がWebページで閲覧できます〜

 横浜市は、昭和48年から3年ごとに市内海域で生き物の調査を行っています。平成24年から25年にかけて行った調査は、13回目を迎えました。山下公園前の海には、都心部でありながら多様な生き物が生息していることがわかりました。また、野島公園などの干潟は、多くの稚魚を育む場となっていることがわかりました。

 このたび、調査の報告書「横浜の川と海の生物 第13報・海域編」を環境科学研究所のWebページに掲載します。また、報告書は市内図書館で閲覧できます。

(アドレス)http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/mamoru/kenkyu/shiryo/pub/d0017/index.html 



1 調査結果概要

 平成24年11月(秋季)から25年7月(夏季)にかけて、河口・海岸域の7地点(鶴見川河口の貝殻浜、山下公園の氷川丸付近、海の公園、野島公園など)及び内湾の3地点において、生物相調査を行いました。

 河口・海岸調査では、魚類64種類、海岸動物307種類、海草・海藻61種類が、内湾調査では、魚類55種類、底生動物94種類、プランクトン130種類が確認されました。

 レッドリスト等掲載種(*)は31種で、鶴見川河口、夕照橋等汽水域で多く確認されました。外来種は17種で、ホンビノスガイを含む3種は、横浜市の調査では初めて確認されました。

  回復の兆しが見える横浜の海(調査地点)
         
回復の兆しが見える横浜の海(鶴見川河口) 回復の兆しが見える横浜の海(海の公園)  
鶴見川河口 海の公園  


 

 

  生物 種類数        うちレッドリスト等掲載種 うち外来種
河口・海岸 魚類  64種 メナダ、イソミミズハゼ、スミウキゴリ等10種
海岸動物 307種 イボキサゴ、ヤマトシジミ、ユビナガスジエビ、チゴガニ等15種 ムラサキガイ、ホンビノスガイ、マンハッタンボヤ等16種
海草・海藻  61種 コアマモ、アマモ、ホソアヤギヌ3種 ミナミアオサ
内湾 魚類 55種 モヨウハゼ(スジハゼC)
底生動物 94種 クチキレガイ、ウズザクラの2種 カサネカンザシ、イッカククモガニの2種
プランクトン 130種

(*)環境省レッドリスト、神奈川県、東京都、千葉県、千葉市のレッドリストやレッドデータブックに掲載されている種

 

 水の中の生き物は、水質の影響を受けます。横浜市で策定した生物指標を使って水質を評価すると、鶴見川河口(岸壁の指標で評価)は「やや汚れている」、その他の地点は「きれい」でした。平成18年度の調査は「きれい」が9か所中4か所、今回は8か所になり、横浜市中期4か年計画(平成22〜25年度)の目標値(6か所で「きれい」と評価される)を達成できました。



2 意外に豊か!? 山下公園前の海



 山下公園の岸壁には、タマキビ(巻貝)、イワフジツボ、ムラサキイガイ等の海岸動物がびっしりと張り付いています。主な顔ぶれは変わりませんが、海岸動物の種類数は30年間で3倍以上に増えました。昭和59年には44種類でしたが、20年前(平成6年の調査)から増加の傾向に転じました。ナマコ(H6から)、ヒトデ(H9から)、ウニ(H18から)の仲間が徐々に加わり、今回は158種類でした。
  魚類は岩礁性のメバル、アイナメ、ウミタナゴ類、砂浜に生息するシロギス、ヒメハゼ等28種類と河口・海岸の調査地点の中で最も多く確認されました。岩礁と砂浜が混在する山下公園の環境の多様性を反映した結果と考えられます。
  海草・海藻は33種類。11月と1月は海藻が豊富で、ワカメやスサビノリ(海苔の原料)も生育していました。


回復の兆しが見える横浜の海(サンショウウニ )

サンショウウニ 平成25年7月
  回復の兆しが見える横浜の海(ワカメ)

ワカメ 平成25年1月
  回復の兆しが見える横浜の海(山下公園前の海岸動物確認種数の推移)

山下公園前の海岸動物確認種数の推移
         



3 干潟が育む小さな命


  平成25年5月、野島公園と野島水路で体長約6cmのイシガレイの稚魚を確認しました。イシガレイはかつて横浜の海でも獲れた魚ですが、生息数が減少しており、横浜市の調査では14年ぶりに確認した稚魚でした。 
 また、野島水路と山下公園では、マコガレイの稚魚が、野島公園ではニクハゼの幼魚が、夕照橋ではコモンフグの幼魚が、それぞれ採集できました。 
 横浜の海岸線は総延長約140kmに及びますが、そのほとんどが垂直の護岸です。わずかに残された干潟と浅場は、稚魚を育む場として重要であることが改めて確認できましたが、今後の変遷について、引き続き調査する必要があります。


回復の兆しが見える横浜の海(マコガレイ、イシガレイ)   回復の兆しが見える横浜の海(ニクハゼ)   回復の兆しが見える横浜の海(コモンフグ)  回復の兆しが見える横浜の海(クロウシノシタ) 
(上)マコガレイ
(下)イシガレイ
平成25年5月野島水路
  ニクハゼ
平成25年7月野島公園
  コモンフグ
平成25年7月夕照橋
クロウシノシタ
平成24年11月海の公園

 

記者発表資料(PDF・357KB)

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お問合せ先
環境創造局環境科学研究所 担当課長  清野 昌樹  電話:045-752-2608

横浜市環境創造局政策調整部環境科学研究所 - 2014年07月18日 作成 - 2014年07月18日 更新
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