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ホオアカトキ ・ コンゴクジャク ・ ベトナムキジの紹介

  繁殖センターで飼育している ホオアカトキ ・ コンゴクジャク ・ ベトナムキジ を紹介します。

ホオアカトキ  Waldrapp Ibis

<学名> Geronticus eremita

  全長70〜80cm、体は緑色光沢のある黒で、小雨覆は青銅紫色、嘴と脚は赤色です。成長に伴って頭部の羽が抜け落ちて禿げ上がり、頸羽も長くなります。雄は雌に比べやや大きいですが、雌雄に明らかな外見的差異はありません。小群で比較的乾燥した地域に棲み、バッタなどの小動物類を餌としています。高い崖の岩棚にコロニーを形成して営巣し、雌雄が共同で抱卵・育雛を行います。クラッチサイズは2〜4。雛はおよそ28日で孵化し、40〜50日で巣立ちます。

  17世紀まではヨーロッパにまで分布していましたが、現在はトルコとモロッコなどに僅かに生息しているだけで、絶滅危惧種に指定されています。トルコではシリアとの国境に近い東部の Birecik に55羽と、モロッコの Souss-Massa 国立公園などに 220羽前後が残されているに過ぎず、アルジェリアに生息していた個体群は絶滅に近い状態と考えられています。
  一方飼育下では、ヨーロッパの動物園をはじめ、世界でおよそ1,000羽が飼育されており、一部の機関では野生復帰計画も進められています。

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コンゴクジャク  Congo Peacock

<学名> Afropavo congensis

コンゴクジャク  コンゴクジャクは、アフリカ大陸中央部赤道付近、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国の低地から標高1,200mまでの熱帯雨林にのみ生息するクジャクの仲間です。
  全長60cm〜70cm、体重1,100g〜1,500gで、雌雄ほぼ同大。雄は白くて長い冠羽を持ち、裸出した喉の皮膚は赤色、胸から下面にかけては濃紫色の羽毛に覆われ、上面は深緑色で、尾羽の先端部と中雨覆の先端部には青い金属光沢があります。他のクジャクやセイラン、コクジャク類に見られるような長くて立派な羽や、綺麗な目玉模様などはありません。雌にも雄ほど長くはありませんが茶色の冠羽があり、喉は赤色、胸から下面にかけては茶色の羽毛に覆われ、背は光沢のある緑色をしています。
  日中は主に地上で生活し、夜間は樹上で眠ります。果実、種子をはじめとした様々な植物、昆虫などを食べます。

  野生下では特に繁殖期はなく、繁殖は降雨状況に左右されると言われます。発情が始まると、雄は尾羽を立て、白い冠羽を広げて、グルーグルーとくぐもった声を発しながら雌に接近して求愛します。巣は地上もしくは樹上に作られ、1クラッチで2〜3、最大で6つの卵を産みます。抱卵は雌のみが行い、雛は28日前後で孵化します。
  育雛は雌雄が協力して行います。雛には生まれた時から翼があり、生後5日もすると徐々に飛べるようになります。雛は、はじめ黄色と茶色のまだら模様をしていて、雌雄の区別はつきませんが、生後3ヵ月もすると羽が生え替わり、雌雄それぞれの羽色となります。

  コンゴクジャクが発見されたのは1936年と比較的新しく、それまでクジャクの仲間はアジアだけに分布し、アフリカには生息しないと信じられていたので、当時は世界の鳥類学者を大いに驚かせました。現地では早くから法律による保護措置がとられ、現在でも捕獲には特別な許可が必要な希少動物です。アメリカでは1949年から、ヨーロッパでは1957年から飼育され始め、現在世界中でおよそ100羽が飼育されています。コンゴ民主共和国を統治していたベルギーにある王立アントワープ動物園では、コンゴクジャクの国際血統登録を管理し、基金を設けて飼育下での保全に力を入れています。
  日本で飼育されているのは横浜市繁殖センターとよこはま動物園(ズーラシア)のみです。

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ベトナムキジ  Vetnamese Pheasant

<学名> Lophura  hatinhensis

ベトナムキジ  ベトナム中部のアンナン山脈中部と北部の非常に限られた地域にのみ分布します。
  全長58〜65cm、体重約1,100g。雄は全身が紫色光沢のある暗青色で、上面や雨覆などには淡色の縁取りがあり鱗模様に見えます。後頭には白色の冠羽があり、目の周囲は赤色の皮膚が裸出し、求愛時にはこの皮膚を大きく広げます。足は赤色です。雌は全体に褐色で、下面や翼の先、尾羽などが黒みがかっています。目の周囲の皮膚の裸出部は赤色ですが、雄に比べると狭くなっています。

  かつては同じアンナン山脈北部に生息するコサンケイ( Lophura edwardsi )の一亜種とされていましたが、雄の中央の尾羽数枚が白いことで区別され、最近では独立種として扱われることが多くなりました。雌では外見上この2種を区別することは難しいのですが、雌でも稀に白い尾羽が生えることがあります。

  生息地は標高50〜200mの二次林や常緑樹に覆われた低地で、植物が生い茂った川沿い地域にすみ、種子、果実、昆虫類などを食べると言われます。クラッチサイズは4〜7卵、抱卵期間は21〜22日。雛は上面が茶褐色で、顔と下面が淡黄褐色をしています。

  1964年にアンナン山脈北部で捕獲されたものが唯一の標本として知られていましたが、1974年にも捕獲され、1975年にコサンケイの亜種として記載されました。ベトナムキジの野生での生息数は、生息地の消失や狩猟圧などによって減少傾向にあり、現在2,500羽以下と見積もられています。国際自然保護連合の Red Data List では絶滅危惧種に指定されています。

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横浜市環境創造局公園緑地部 動物園課繁殖センター - 2009年4月1日 作成 - 2016年07月01日 更新
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