東海道神奈川宿歴史の道
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神奈川宿歴史の道
歴史や伝説の残る街は、その街そのものが生きた歴史資料館のようなものです。歴史を生かした街づくりの視点から古い資料に新しい光をあててみると、コンクリートに覆(おお)われた現代の街並の中から、かつてのさまざまな人びとの営みがよみがえってきます。
「神奈川宿歴史の道」は、このような歴史や伝説を残す要所にガイドパネルを設けるとともに、道づくりと景観整備を行い、横浜市のルーツを楽しく訪ね歩くことができるようにした歴史の散歩道です。
ガイドパネルは、形や色彩を歴史の道にふさわしいデザインにし、雨風にも強い材質によりつくられています。パネル内の解説はできるだけわかりやすく、絵図や古地図などの歴史的資料を用い、見て楽しい表現をとっています。また、ガイドパネルの周りには樹木を植えるなど、道の雰囲気づくりや街の景観にも配慮しています。
道づくりについては、約四キロメートルの道を安全で楽しく歩ける工夫がされています。主要ルートの歩道はこげ茶色のレンガタイルが敷かれ、この道に沿って行くと自然にガイドパネルが立つ歴史的な場所に行きつくことができます。パネル前の歩道には「東海道」にちなんで青海波(せいがいは)のシンボルマークがデザインされています。パネル脇に立つ街路灯にも、この青海波のデザインが用いられています。また、歩道に設置された車止めには、浦島伝説にちなんで亀がデザインされています。
これらのガイドパネルの設置と道づくりは、「歴史の道」にふさわしい雰囲気をもつ街の景観整備を考えてつくられました。たとえば、上台橋の欄干を青海波をテーマに再整備し、沿道の公園も道の整備に合わせて見直すなど、街の景観を考えて道づくりが行われています。「歴史の道」のほぼ中央部にある地区センターの建物と道に接する小広場のデザインや、この広場の一画に復原された「高札場」、あるいは神奈川小学校前の「東海道分間延絵図(とうかいどうぶんけんのべず)」中の神奈川宿の様子を示す壁画なども、その一例です。また、沿道の一般の主要な建物の建てかえ時にも協力を願っています。京浜急行線の神奈川新町駅、神奈川駅などは、その典型的なものです。伝統的なものと新しい街の景観のあり方についても新たな発見が見つかることでしょう。
神奈川宿歴史の道(魅力ある道路づくり事業)
| 所在地 | 横浜市神奈川区台町〜新町 |
|---|---|
| 延長 | 約4.3km |
| 幅員 | 4〜8m |
| 事業主体 | 横浜市道路局神奈川土木事務所 |
| 事業年度 | 昭和60年度〜平成4年度 |
| 整備の主な概要 | ・舗装材質,亀型レンガブロック ・名所ガイドパネル,33か所設置 ・車止め、街灯など、ストリートファニチャーのデザイン統一 ・周辺の公園、市民利用施設などの一体整備 |
