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甲子塔と「甲子日待」

鎌倉道沿いに開けた上飯田地区

9.甲子塔(かっしとう)と「甲子日待(かっしひまち)」

 甲子塔
 甲子塔

 上飯田町台村の町内会館前の鎌倉道沿いに、泉区唯一の甲子塔が立っている。

(右側面) 元治元年甲子□月吉日 (正面)
(正 面) 甲子塔
(左側面) 相州鎌倉郡上飯田村

 この甲子塔から、当時この地でも、甲子日待が行われていたことがわかる。

 甲子塔は、甲子講の人々が建てた供養塔である。

 甲子日待は、甲子(きのえね)の夜に、禍を転じて福を授けてくれる大黒天を祀り、夜遅くまで飲食をともにしながら語り合う行事であった。

 泉区周辺では、甲子塔があるのは、元治元年(一八六四)に建立された泉区上飯田町と栄区田谷町定勝寺墓地内の二基のみではないかと思われる。

 庚申懇話会編『石仏調査ハンドブック』によると、甲子塔の分布は、東北地方から関東・甲信越地方に及んでおり、塔は大黒天の丸彫像や自然石に大黒天像を陽刻したものや陰刻したものがあるが、「甲子塔」と刻まれた文字塔が大部分である。

 日蓮宗では、日蓮上人が大黒天を信仰していたことから、日蓮宗の僧の指導のもとに、甲子日待が行われていたようである。

 上飯田村の甲子講の甲子日待も、日蓮宗本興寺との関わりで行われていたのであろうか、人々から忘れさられたように立っている甲子塔が私たちに語りかけているようである。

 

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冊子いずみいまむかしの写真  平成8年11月3日発行
 泉区制十周年記念出版
  いずみ いまむかし
    −泉区小史−  より



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