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トップ >  区長の部屋(鈴木区長) > 区長の部屋 No.05 「自助・共助」の大切さ

区長の部屋

「自助・共助」の大切さ

  今日お父さんが、家でも「自助」の取組を始めようと、突然話しだしました。
「自助とは、自分や家族を守るために、地震が起きる前に自分達で準備しておくことや、いざという時にどう行動しなければならないか、色々と心がけておくことで、被害を出来るだけ小さくするために必要な行動のことなんだ。だから、家でも普段から、最低3日分の食料と飲み水を備蓄したり、タンスや戸棚が倒れてこないように工夫したり、家族がバラバラになった時に落ち合う場所はどこか確認をしておくなど、自分達に出来ることをしっかりやって、自分の命は自分で守り、大きな被害を受けないように準備しなければならないんだ。」

 
 でも私は、「自助」という言葉を聞くのは初めてだったし、なんだか自分や家族だけが助かればいいみたいな話にも聞こえたから、「お父さん、自助って、自分だけ助かればいいという意味なの?」と聞いてみました。

 
 「そうだね、確かに自助というのは、『自分の命、家族の命を守る』ということなんだけど、自分と家族だけが生き残ればいいということではないんだよ。大きな災害が起きると、多くの人が、家の中に閉じ込められたり、けがをしたり、住む家がなくなって避難所で生活しなければならなくなったりする人もでる。東日本大震災の時もそうだったよね。
 あのとき、そういう人たちを救出したり、避難所に避難してきた人のお世話したりする人が大勢いたことを覚えてるだろ?それから、停電や断水、火災だって起きるだろうし、そういう地域が混乱している時にも、やっぱり地域の人が協力しあわなければ生活していけないよね。備蓄していた食料やお水を分け合ったり、特に、高齢で一人暮らしの人は、大きな余震が続いたりすると家には被害がなくても、きっと不安でしょうがないと思うんだ。そんな時は、皆で集まって励ましあったり、助け合ったり、そのほうが誰だって心強いんだ。このことを「共助」というんだけれどね。

 
 お父さんは、いざという時、救出とか、お世話とか、助ける側の人になりたいと思っている。おまえも思うだろ、助けられる人ではなくて、助ける人、みんなで助け合いながら自分たちのまちを守る人になりたいと。そのためにも、自分の身を守る「自助」はどうしても必要なことだし、守った命があるから「共助」に加わることもできるんだ。市役所では、多くの市民の意見を聞いて、『よこはま地震防災市民憲章』を作ったんだけど、その中にもこの「自助と共助」の大切さについて、はっきり書かれているんだよ。」

 
 「自助・共助」という言葉は初めて聞く言葉だったけど、お父さんの話を聞いて、何となくわかったような気がしました。「自助・共助」とは、できるだけ被害を小さくするために事前に出来るだけの準備をし、被害が発生した時には、みんなで助け合い、力を合わせて対処し、生きていくことなんだと。
  今自分たちでも出来ることは何か、家族でもう一度話し合い、そして、出来ることから実践していきたいと思っています。



 「20万区民の自助・共助による減災運動」推進大会が行われてから1か月が過ぎました。多くの家庭でこのような会話がされ、小中学生も含め、多くの区民の皆さまに「自助・共助」の大切さを理解していただき、『ほどがやの我が家は家族の防災拠点』という素晴らしいキャッチフレーズが区内の隅々まで普及していくことを願っています。


平成25年7月9日  保土ケ谷区長  鈴木 和宏(すずき かずひろ)