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4月号 開催まであと4年! 2027年国際園芸博覧会協会インタビュー

4年後の2027年に横浜で初めての国際博覧会「GREEN×EXPO 2027」が開催されます。

最終更新日 2023年4月3日

 「国際博覧会」と聞いて、皆さんが思い浮かべるのは何でしょうか。
 普段、万博と呼ばれることも多い「国際博覧会」ですが、世界の国々がその産業や文化の成果を展示する大規模な博覧会です。「国際博覧会条約」に基づいて、パリにある博覧会事務局(BIE)に認定されたものになります。「国際博覧会」は、平和の象徴として、世界各国の交流の場を目指しています。
 
 日本で初めて開催された国際博覧会は、1970(昭和45)年の大阪万博です。シンボル・タワーとして「太陽の塔」がつくられました。「人類の進歩と調和」をテーマに、77か国の参加のもと、6400万人が来場しました。
 近年日本で開催された国際博覧会としては、2005(平成17)年の愛知県の愛・地球博です。今後2025年には大阪・関西万博が開催され、その後、2027年の横浜の園芸博覧会が続きます。
 この園芸博覧会は、博覧会事務局(BIE)の認定に加え、国際園芸家協会(AIPH)の認定を受けなければ開催できません。
 国際的な園芸文化の普及や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造や社会的な課題解決等への貢献も求められます。
 
 今回は、横浜で初めての「国際博覧会」開催に向けて準備を進めている、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会の方にお話を伺いました。

園芸博覧会について


会場イメージ図

―まずは園芸博の概要・テーマについて教えてください。
 国際園芸博覧会は、花き園芸・造園・農の振興や、社会的な課題解決等への貢献を目的とした博覧会で、2027年3月19日~9月26日にかけて、旭区と瀬谷区にある旧上瀬谷通信施設で開催されます。
 園芸博のテーマは「幸せを創る明日の風景」です。
 ひとり一人が、花や緑との関わりを通じ、自然と共生した持続可能で幸福感が深まる社会をつくり上げていきたい。テーマにはその想いがあります。
 2030年は、世界中にある環境問題のほか、差別・貧困・人権問題といった課題を解決しようとするSDGsの達成年限です。その3年前にあたる2027年に開催される園芸博を通じて、持続可能な社会の形成に向けた日本モデルを横浜から世界に向けて発信することで、SDGsの達成にも貢献する機会にしたいと考えています。
 
―どのようなコンテンツを予定していますか。
 最先端技術や多様なエンターテイメントが盛りだくさんです。
 園芸博という名前の通り、美しい庭園や花、園芸や農に関する最先端技術に触れることができるコンテンツ、緑や自然の大切さや新しい産業創出の契機となる企画などはもちろん、世界中の食や文化に触れることのできるエンターテインメント要素も揃えるなど、園芸にとらわれない多様な価値観や魅力を発信していきたいと考えています。

~広大な敷地を生かした圧倒的空間~

 100haに及ぶ広大な博覧会の敷地に、さまざまな国や国際機関、民間企業などの出展を予定しています。100haは、東京ディズニーランド約2つ分なので、その圧倒的規模の中で、世界中の花や緑、庭園など、多くの方の心に残るような空間を感じていただけることと思います。

~192日間の開催期間を生かした実体験~

 今回の園芸博は、延べ192日間にわたり行われます。季節によっても花や緑は大きく異なる表情を見せるため、一度だけではなく何度訪れても新鮮な風景を楽しんでいただけます。
 また、食体験事業も計画中です。身近な食を通じて食料危機や農業の課題を認識することで、園芸博のテーマを実感してもらうことができると思います。さまざまなエンターテイメントを組み合わせた体験や、季節に応じた体験・食の驚きを皆様に楽しんでいただきたいと思っています。

開催に向けて

―園芸博に向けて、どのような準備が進んでいますか。
 開催の1,500日前である2月8日に「GREEN×EXPOラボ(創生組織)」が発足しました。
 ラボの代表でチェアパーソンの涌井 史郎さんは、園芸博の総合監修、ランドスケープを、マスターアーキテクトの隈 研吾さんは園芸博の建築を、それぞれご担当いただき、開催に向けて加速化する活動を牽引していただきます。

~クリエイターとして蜷川実花さんが就任~

 クリエイターとして蜷川実花さんが加わり、グッズなどのデザインを手掛けていただくことになりました。花の魅力を最大限に引き出す美しいデザインで、より一層、園芸博が多くの方の印象に残るようになると期待をしています。現在、相鉄線にて蜷川さんデザインの園芸博の広告を掲載しています。乗車の際はぜひチェックしてみてください。


蜷川実花さん


相鉄線に掲載中のポスター

カウントダウンボードも設置

 開催の4年前となる3月19日より、桜木町駅前広場にカウントダウンボードを新たに設置しました。このカウントダウンボードも蜷川実花さんがデザイン監修しており、彩りあふれる花々の美しさが表現された、大変華やかなボードとなっています。園芸博開催までの日数をカウントしながら、ぜひ、フォトスポットとしてもご利用ください。


カウントダウンボード

 今後も節目となるタイミングではさまざまなイベントを実施し、運営側だけでなく、市民の皆様が主体となって盛り上がっていただけるようなコンテンツも準備をしています。
 
―最後に、開催に向けた意気込みなどをお願いします。
 来場される皆様に花や緑、農や食などの新しい体験をしていただけるような園芸博を目指し、準備を進めています。園芸博の成功には、市民の皆様のご協力が欠かせません。みんなで一緒に創り上げ・盛上げて行きたいです。1990年に開催された、大阪 花の万博の後にはガーデニングブームが起こりました。今回も、自然に対する意識が変わるような博覧会となるように準備を進めています。是非楽しみにしてください!多くの方の園芸博への応援・ご協力をどうぞ、よろしくお願いいたします。


協会の担当の方

 園芸博の準備状況については、今後も広報よこはまで最新情報をお伝えしていきます。お楽しみに!

このページへのお問合せ

公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会

電話:045-307-2027

電話:045-307-2027

ファクス:045-212-1223

メールアドレス:info@expo2027yokohama.or.jp

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