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脳血管医療センター:各部門紹介「医療サービス部/検査科」

●自律神経機能検査

 (CVRR:Coefficent of Variationof R-R intervvals = 心電図R-R間隔変動係数)

【1】目的

 心拍変動は規則的に正しいものとされていますが、たとえ洞調律であろうとも心拍には細かい“ゆらぎ”が認められます。この“ゆらぎ”は一般に呼吸性洞不整脈(R-R間隔(脈と脈の間隔)は吸気に減少し、呼気時に増加します)によるものです。
 “ゆらぎ”は自律神経機能が障害された状態では減少したり、消滅したりします。安静時のR-R間隔はアトロピンで抑制されプロプラノールでは変化しないことにより、心臓性の副交感神経支配によるものが主でCV値(変動係数)は副交感神経支配の状態を反映と考えられます。副交感神経は自律神経の一つです。
 そこで自律神経機能を把握する目的で行います。
 適応は自律神経が障害されていいると考えられる疾患(起立性低血圧、糖尿病、Parkinson病、脳血管障害)ですが、不整脈のある場合、安静が保てない場合には行うことができません。

【2】方法

 基本的には心電図を記録してR-R間隔の変動を見ます。心電図は、心筋が動くに伴って生成される電位を増幅して波形記録するもので、この電位を生体から得るために電極を装着します。
 具体的には、両手首・両足首の計4カ所にワニ口状の電極を、胸壁上に6カ所に吸盤状の電極を装着します。手首出るように上着の袖を、足首が出るように裾を、胸が出るように上着(下着ごと)をまくってもらいます。
 電極は簡単に装着でき、装着すればすぐに記録できます。
 安静仰臥位を保った状態で行います。安静時と深呼吸時でそれぞれ3分間、心電図電極をつけた状態でR-R間隔を測定します。
 安静時での検査では、深呼吸しないように、ため息などつかないように。深呼吸時での検査ではため息をつかないようにして下さい。

【3】注意

 基本的には安静時心電図検査と同様です。手首・足首・胸を露出して検査します。脱衣までせずまくり上げるだけでも十分です。脱ぎ着のしやすい服装か、まくり上げやすい服装でお越し下さい。尚、ストッキングを履いてらっしゃる場合は脱いで頂きます。